冬は「乾燥する季節」というイメージが強いものの、実は住まいの内部では カビが最も増える時期 でもあります。
暖房・加湿・結露などが重なり、“意外な場所”に大量発生して気づくのが遅れがちです。
防災士として、冬に見逃しやすいカビの警戒ポイントを解説します。
■① 冬は“結露の季節”でカビの温床ができる
外気温が低く、室内が暖かいと 温度差で結露が大量発生 します。
● 窓際
● サッシの隙間
● カーテン裏
● 玄関ドアの内側
結露が拭ききれず、放置されることでカビが増殖します。
■② 暖房+加湿で“家の一部だけ湿度80%超え”
冬は乾燥を嫌って加湿器を使いがちですが、
場所によっては湿度が 80〜90% に達することも。
特にカビが生えやすいのは…
● ベッドの裏側
● 畳の下
● 収納・クローゼット
● ソファの裏面
暖房で温まり、加湿で湿度が上がることで「見えない湿気」が溜まります。
■③ キッチンの“冬特有のカビ”は油汚れとの合体
冬は換気不足になり、油汚れが空気に残りやすい季節。
● レンジフード
● シンク下収納
● 食器棚の奥
油と湿気が混ざるとカビが驚くほど早く広がります。
■④ 洗濯物の室内干しが“隠れカビ”を生む
冬は部屋干しが増え、湿度が一時的に急上昇します。
● カーテンレール上
● エアコン付近
● 天井角(コールドスポット)
湿気が上部に溜まり、天井の角から黒カビが広がるケースもあります。
■⑤ 玄関・靴箱は冬が最も危険
外気が冷え、湿気がこもりやすい玄関は、
冬のカビ発生率が年間で最も高い場所。
特に…
● 靴底
● 靴箱の背面
● コンクリ打ちっぱなしの壁
低温でも増える「白カビ」が広がりやすい環境です。
■⑥ “寝室×冬”は要注意|布団の裏側に大量繁殖
人は睡眠中に コップ1杯の汗 をかくため、布団下は湿気の塊に。
冬は…
● 床が冷える→結露する→布団裏にカビ
● マットレス裏の黒点が急増
● ベッド下の収納が湿気だまりに
起床時の換気を怠ると一気に広がります。
■⑦ 24時間換気を止めるとカビ繁殖が加速
冬は寒さで換気を止めてしまいがちですが、
空気が循環しない家は 湿度が50→80%に急上昇。
● 風呂の扉を閉めっぱなし
● キッチン換気扇を使わない
● 洗面所の湿気溜まり
空気が動かない場所が最も危険です。
■⑧ 今日からできる“冬のカビ対策”
● 結露は朝すぐ拭き取る
● 加湿器の設定を「湿度50〜60%」に調整
● 布団は毎日立てかけて乾燥
● クローゼットは月1回開放
● 換気扇は短時間でも回す
● 窓の断熱で結露量を減らす
● 靴箱に除湿剤を入れる
“見えない湿気”をどう逃すかがポイントです。
■まとめ|冬の家は「外より湿気が多い」と知ることが第一歩
冬は乾燥しているように感じますが、
実際には 家の内部は湿気がこもりやすく、カビが最も増える季節 です。
結論:
冬のカビは「暖房+加湿+結露」のトリプル要因で発生する。日々の換気と結露対策が最大の予防になる。
防災士として多くの家庭を見てきましたが、冬のカビは住まいの健康被害だけでなく、アレルギー・喘息・体調不良の原因にもなります。
今日からできる対策で、冬の住環境を安全に守りましょう。

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