【元消防職員が解説】防災×リチウムイオン電池火災|“危険な電池の3つの見分け方”と正しい使い方

リチウムイオン電池による火災が、全国で“過去最多ペース”で増えています。
スマホ・モバイルバッテリー・ワイヤレスイヤホン・掃除機まで、現代のあらゆる機器に搭載されているため、誰もが火災リスクに直面しています。

この記事では、元消防職員として
「危険な電池のサイン3つ」 「正しい使い方」 「絶対にやってはいけない行動」
を徹底解説します。


■① リチウムイオン電池は“見えない危険”を抱えている

街の人の多くが「どの製品に電池が入っているかわからない」と回答しました。

代表的な搭載製品は以下の通り。

  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • ノートPC
  • ワイヤレスイヤホン
  • ハンディ扇風機
  • 電動歯ブラシ
  • コードレス掃除機
  • デジカメ・GoPro

現代生活のほぼすべてに組み込まれているため、
“自分とは関係ない火災”は存在しない
と言えます。


■② 危険な電池のサイン①:変形・膨張

最もわかりやすい危険サインがこれ。

✔ 電池が膨らむ
✔ カバーが浮く
✔ 本体が少し盛り上がる

これは内部で異常発熱やガス発生が起きている可能性が高く、
即使用中止レベルの危険状態です。


■③ 危険な電池のサイン②:高温・発熱・電源落ち

次の危険サインは以下。

✔ 触れないほど熱い
✔ 充電中に異常に熱くなる
✔ 急に電源が落ちる
✔ バッテリー残量が不自然に減る

内部ショートの前兆であり、
発火まで数秒〜数分で到達する危険があります。


■④ 危険な電池のサイン③:落下・衝撃歴あり

意外と知られていないのがコレ。

✔ 落とした
✔ ぶつけた
✔ 強く押された

このような物理衝撃は、
内部の電極を傷つけ、短絡の原因になる
→ 発熱 → 膨張 → 発火
という危険な連鎖を生みます。


■⑤ 捨て方を間違えると“ゴミ収集車火災”に発展する

自治体では以下の火災が急増しています。

● 収集車の圧縮で電池が潰される
● ショートして内部温度が一気に上昇
● 車両全焼・現場が黒煙に包まれる

これが全国で多発中です。

正しい処分方法は自治体ごとに異なりますが、
共通するのは以下の原則。

  • 燃えるゴミに絶対入れない
  • 回収ボックスへ
  • 専用袋の使用(例:戸田市・蕨市)

■⑥ 航空機内では“預け入れ禁止・頭上収納禁止”

年末年始、飛行機利用が増えますが、航空会社は以下を警告しています。

✔ 預け荷物へ絶対入れない
✔ 頭上の収納棚に入れない
✔ 座席足元に置く
✔ 異常熱はCAに即報告

機内発火は乗客全体の命を脅かす重大事案です。


■⑦ 電池火災が増えている理由

火災事故が過去最多ペースで増加している根本原因は以下。

  • 電池を使う製品が爆発的に増えた
  • 安価なバッテリーの流通
  • 充電しながらの使用が日常化
  • 高温環境(夏・車内)での放置

つまり、
生活スタイルと技術が追いついていない状態


■⑧ 今日からできる「安全な電池の使い方」

元消防職員として最重要のチェックリストです。

✔ 膨らんだ電池は即廃棄
✔ 熱くなる充電器は使用中止
✔ 安い無認証バッテリーは買わない
✔ 車内に放置しない
✔ 充電しっぱなしで寝ない
✔ 電池を落としたら要観察
✔ 充電器・ケーブルは純正推奨

この“7か条”を守るだけで、火災リスクは大幅に下げられます。


■まとめ|電池火災は“前兆が必ず出る”。異変に気づけば防げる火災

リチウムイオン電池火災は、
過去最多のペースで増加しており、誰もが巻き込まれる可能性があります。

まとめると…

✔ 危険サインは「膨らむ・熱い・落とした」
✔ ゴミに混ぜるのは絶対NG
✔ 航空機内では持ち込みルール厳守
✔ 正しい処分方法は自治体ごとに確認
✔ 安物バッテリー・無認証品は買わない

結論:
リチウム電池の火災は“見抜けば防げる火災”。 膨張・発熱・衝撃、この3つのサインを絶対に見逃さないことが命を守る最強の防災です。

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