【防災士が解説】防災×冬×湯冷め|“入浴後の危険”をなくすための確実な対策

冬になると増えるトラブルが「湯冷め」。
実は単なる寒さではなく、体温低下・血圧変動・免疫力低下を引き起こし、災害時には深刻なリスクになります。

特に子ども・高齢者・持病がある人は危険度が高く、低体温症やヒートショックに繋がることもあります。

ここでは【冬の湯冷めを防ぐために必要なポイント】を、防災士として解説します。


■① 湯冷めは“急激な体温変化”が原因

湯船で温まった体は、表面の血管が広がり、熱が一気に外へ逃げていきます。

✔ 湯上がり後5〜10分が最も冷えやすい
✔ 特に脱衣所が10℃以下だと一気に体温が奪われる
✔ 血圧が乱高下するとヒートショックの危険も

“風呂から出た直後”が冬の最も危険な時間帯です。


■② 湯冷めしやすい人の特徴

以下の人は特に注意が必要です。

● 子ども(体温調整が未熟)
● 高齢者(発熱量が低い)
● やせ型(脂肪が少なく冷えやすい)
● 持病がある人(血圧・循環に影響)
● 風呂上がりにすぐ髪を乾かさない人

該当する場合は“入浴前の環境作り”が必須です。


■③ 湯冷めを防ぐための5つの具体策

●① 脱衣所と浴室を温めておく

脱衣所の温度は“20℃前後”が理想。

✔ 暖房器具
✔ 脱衣所用セラミックヒーター
✔ 風呂のフタを開けて蒸気で温める(短時間)

とにかく「浴室→脱衣所の温度差」をなくすことがポイントです。


●② バスタオルは“すぐ使える場所”に置く

湯上がり10秒で体温が下がり始めます。
タオルを探す時間が湯冷めを招きます。

✔ 手の届く位置にタオル
✔ バスローブを用意しておくのも有効

タオルの吸水力は湯冷め防止と直結します。


●③ 髪は最優先で乾かす

髪が濡れていると、蒸発熱で一気に冷えます。

● まず粗乾き
● 次にドライヤーで根元から乾燥
● 冬は“冷風仕上げ”で頭皮の湿気を減らす

頭を冷やさないことは低体温症予防に非常に効果的です。


●④ 湯上がりは“温める飲み物”を一口

体の内側から温めると冷えにくくなります。

✔ 白湯
✔ 温めたお茶
✔ しょうが湯

逆に冷たい飲み物は体温を大きく下げるので避けましょう。


●⑤ 就寝直前の入浴に注意

湯上がりの体は、一度温まったあと急激に冷えます。
すぐ布団に入ると湯冷めで体調を崩しやすくなります。

理想は…

就寝の1〜1.5時間前の入浴

深部体温がゆっくり下がり、睡眠の質も向上します。


■④ 災害時の“湯冷め対策”も準備しておく

停電・断水の場合、入浴後の寒さは命に関わります。

備えておくべきもの:

✔ 速乾タオル
✔ ポンチョ型タオル
✔ アルミブランケット
✔ カイロ
✔ 防寒着(フリースなど)

特にアルミシートは、湯冷め対策としても非常に有効です。


■⑤ まとめ|湯冷めは冬の“見えない危険”。必ず対策を

✔ 湯上がり直後は最も冷える時間帯
✔ 脱衣所を温め、温度差をなくす
✔ 髪をすぐ乾かし、身体の蒸発熱を抑える
✔ 温かい飲み物で体内から保温
✔ 災害時の入浴後は特に要注意

小さな工夫で、冬の湯冷めリスクは確実に下げられます。
寒い季節こそ、家族の体温を守る対策を徹底しましょう。

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