冬になると多くの家庭で悩むのが、
「暖房はどこで切るべきか?」 という問題。
しかしこの判断は、ただの節約だけでなく、
命を守るための重要な防災行動 でもあります。
暖房の「切り方」を誤ると、
ヒートショック・低体温・夜間の災害対応力低下につながるため、
正しい知識を持つことが必須です。
■① 暖房を“早く切りすぎる”ことの危険性
冬は室温が想像以上に急低下します。
暖房を切ると、わずか10〜20分で「危険ライン」に突入することも。
●① ヒートショックのリスク
暖房を切って部屋が冷え切る →
別の部屋へ移動した時に血圧が乱高下。
特に入浴前後・就寝前は危険度が急上昇。
●② 低体温症の危険
寝る前に部屋が冷えすぎると、体温が奪われ続け、
軽度低体温 → 免疫低下 → 風邪・体調不良に直結。
●③ 災害時に動けない
夜間に地震が起きたとき、
寒さで身体が硬直して避難スピードが落ちることも。
冬は 「暖房=命を守る装備」 と考える必要があります。
■② 正しい暖房の切り方|“節約”と“安全”の両立
暖房を切るタイミングは「温度」と「時間」を基準にすればOK。
●① 就寝1〜2時間前に設定温度を下げる
いきなり暖房を切るのはNG。
少しずつ温度を下げ、身体を慣らすのが安全。
●② 寝る直前に完全OFFは危険
寝室の温度が 15〜18℃以下 はリスク増大。
子ども・高齢者の部屋は 18〜20℃ を目安に。
●③ 部屋が冷えない“保温行動”を組み合わせる
✔ カーテンを厚手に
✔ ドアの隙間風対策
✔ 加湿で体感温度アップ
✔ ホットカーペット併用
暖房を長く使わずに済む=節約にもつながります。
■③ 停電時の暖房対策|“暖房が使えない夜”が最も危険
冬の災害で最も命を奪うのは 寒さ。
暖房が止まると、冷えによる体調悪化が急速に進みます。
●停電時に必ず備えておくもの
✔ 毛布(人数分+予備)
✔ アルミブランケット
✔ カイロ
✔ スリッパ(足裏の冷え対策)
✔ USB給電の小型ヒーター(安全)
✔ ストーブ(※換気必須)
災害時は「温かさが命を守る」ことを忘れないでください。
■④ 子ども・高齢者の暖房の切り方は別基準
●子ども
体温が奪われやすいため、暖房を切るとすぐに冷える。
→ 部屋18〜20℃キープが基本
●高齢者
ヒートショックリスクが極めて高い。
→ 家中の温度差を作らないことが最優先
廊下やトイレが寒いと事故リスクが急上昇します。
■⑤ まとめ|暖房の切り時は「時間・温度・体調」で決める
✔ 暖房を早く切りすぎると命の危険がある
✔ 寝る前に少しずつ温度を下げる
✔ 就寝時15〜18℃以下はリスクが高い
✔ 冬の災害は暖房停止で体調が急悪化
✔ 子ども・高齢者は温度設定を高めに
暖房の使い方は節約術ではなく、
冬の命を守る防災スキル です。

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