冬の寒波で毎年必ず起きるのが 水道管の破裂事故。
破裂すると床・壁・家具が水浸しになり、被害額が 10万〜30万円以上 になるケースもあります。
さらに、破裂後の対応を誤ると
・家電の漏電
・床下浸水
・カビ発生
・感電リスク
など、二次災害に発展する危険があります。
この記事では、防災士として現場で見てきた経験から
最短で被害を減らす「正しい初動」 を解説します。
■① 水道管が破裂した瞬間にやるべき“最初の1つ”
最優先は 元栓を閉めること。
これだけで被害の70%以上は防げます。
元栓の場所
- 屋外メーターボックス内(一般家庭)
- 玄関近くの地面の蓋の中
- 集合住宅は管理室経由の場合あり
※水が吹き出していても“元栓を閉めるだけ”で止まります。
■② 119番は必要?判断基準はこれ
水道トラブルでは 通常119番は不要 です。
ただし、以下の場合はすぐ119に通報してください。
- 電気配線に水がかかっている
- 漏電ブレーカーが落ちた
- 天井から水が落ちて火災警報器が反応
- 感電の可能性がある
- 高齢者や子どもだけで安全確保ができない
水道管破裂は“火災に匹敵する危険”を生むことがあるため、
迷ったら通報して問題ありません。
■③ 水道局に連絡するケース
自治体によって対応が異なりますが、
以下の場合は 水道局へ 連絡します。
- 公道や敷地外の配管から漏水
- 量水器(メーター)が破損
- メーター付近からの水漏れ
- 認定工事業者を紹介してほしい時
水道局は修理はしませんが、
「どこに連絡すべきか」「応急対応」は電話で教えてくれます。
■④ 自宅の破裂は“水道局ではなく工事業者”
自宅内の配管破裂は 水道局では修理不可。
必ず以下のような業者に依頼します。
- 指定給水装置工事事業者
- 水道局認定工事店
- 既に付き合いのある工務店・設備会社
※「今日すぐ行きます!」と宣伝する水回り業者は
料金が高額になりやすいため注意。
■⑤ 保険を使える?知らないと損するポイント
水道管破裂は 火災保険(家財保険)でカバーされることが多い。
使える可能性のある補償
- 水漏れ損害補償
- 給排水設備の事故
- 建物内装の修復
- 家財の水濡れ
※被害状況の写真は“必ず”残すこと。
※修理費・清掃費・家具の買い替えも対象になる場合あり。
■⑥ 応急処置:被害を最小限に抑える行動
元栓を閉めたら次はこれ。
① 水をタオルで抑えて広がりを防ぐ
床に流れる前に吸わせるのがコツ。
② 家電周りの水を完全に除去
感電の危険が最も高い部分。
③ 濡れた場所を乾燥させる
冬はカビ発生が早い。
サーキュレーター・扇風機で循環させる。
④ 給湯器の電源確認
水がかかった場合は感電防止のため使用禁止。
■⑦ 冬に破裂しやすい場所トップ5
- 給湯器の外配管
- 屋外の洗濯機蛇口
- 北側のキッチン配管
- 2階のベランダ給水
- 露出した古い配管
特に給湯器周りの被害は、
毎年のように“寒波の日に一気に増える”のが特徴。
■⑧ 再発防止:これだけで凍結破裂はほぼ防げる
破裂の9割以上は「予防すれば防げた事故」です。
- 配管に保温材を巻く
- 寒波予報の日は蛇口を細く流す
- 給湯器の凍結防止機能を確認
- 長期不在前は水抜き
- 外の蛇口にカバーをつける
1,000円の対策で10万円の被害を防げると考えてください。
■まとめ|水道管破裂は“初動1分”で被害が決まる
水道管破裂は自然災害ではなく、
正しい初動で被害を最小にできる生活災害 です。
結論:
最優先は元栓を閉める。119・水道局の判断を間違えない。
防災士として現場を見てきた経験では、
破裂後の混乱で“どこに連絡すべきか分からない家庭”が非常に多く、
その迷いが被害を拡大させていました。
この記事を知っているだけで、
あなたの家は冬の破裂事故から確実に守ることができます。

コメント