【防災士が解説】地震後の“信号消滅・大渋滞”で車が進まない時に必ずやるべき行動

地震のあと、道路が突然「大渋滞」「信号が消える」「どこにも進めない」状態になることがあります。
これは全国の地震で必ず起きる“典型的な二次災害”です。

防災士として、車がまったく進まない状況で命を守る手順を整理します。


■① 信号停止は“最も危険”な状況と認識する

地震で停電すると信号がすべて消えます。
その結果──

● 交差点で衝突事故が多発
● 救急・消防が通れない
● 渋滞が一気に悪化

特に夜間は視界が悪く、事故率が通常の5〜7倍に跳ね上がります。
信号が消えた交差点は 最も危険な道路 と考えてください。


■② 車が動かない時はまず“火災・津波・落下物”のリスクを確認

車内にいるか、すぐ降りるかを判断する基準:

● 石油コンビナート付近 → 火災・爆発の危険
● 海沿い → 津波の可能性
● 古い建物・看板が多い道路 → 落下物の危険
● 高架橋・橋の下 → 余震で倒壊の危険

これに該当する場合は、車を離れて徒歩の方が安全です。


■③ 渋滞で“まったく前に進まない時”の基本行動

以下を必ず実行:

● エンジンは必要な時だけ(CO₂中毒リスク)
● ハザードで停車を知らせる
● 周囲の車両の動きを確認
● バックして逃げ道を探す(安全な場合のみ)
● スマホで最新の道路情報・災害情報を確認

特に停電中は、いつどこが通行止めになるか分かりません。


■④ 動けなくても“絶対にしてはいけない行動”

● 片側車線へ強引に割り込み
● 歩道に乗り上げて走行
● 路肩を無理に進む
● スマホを見ながら運転
● 渋滞中に車を置いて遠くへ歩く

これらは2次事故を招き、救助車両の妨げにもなります。


■⑤ 夜間は“ライト・反射材・車内灯”が命を守る

地震直後に停電すると道路は真っ暗になります。

● 車のハザード
● 反射ベスト
● ペンライト
● 車内灯

これらがないと、人も車もまったく見えなくなり、事故が増えます。
車には 最低1つのライト類 を常備してください。


■⑥ 進めない状況が続くなら“車を捨てる判断”も必要

災害現場で最も危険なのは、渋滞で逃げ遅れることです。

● 津波
● 大火災
● ガス漏れ爆発
● 高架橋の倒壊
● 地盤沈下

これらが近づく場合は 車より命が優先 です。
迷わず車を置いて徒歩避難に切り替えてください。


■⑦ 渋滞時は体調不良が急増する

長時間の車内待機で起こる症状:

● 低体温症
● エコノミークラス症候群
● 脱水
● めまい・頭痛
● 呼吸困難

対策:

● 水分をこまめに
● 足を動かす
● 換気を確保

特に冬は車内でも低体温症が起きます。


■⑧ 車内で待機する場合の“命を守る必需品”

● 水(最低1L)
● ブランケット+アルミブランケット
● 簡易トイレ
● モバイルバッテリー
● 非常食
● ラジオ
● ビニール袋
● 携帯カイロ

これだけで車内避難の安全性が大幅に変わります。


■まとめ|車が動かなくても命を守れる行動を選ぶ

結論:
地震後は道路が必ず混乱する。最も大切なのは「車より命を守る判断」。

防災士として強く伝えたいのは、
渋滞の中で状況を“待つだけ”の行動が最も危険だということです。

● リスクを判断する力
● すぐ徒歩に切り替える勇気
● 車内に置くべき物の準備

これらが大切な家族の命を守ります。

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