冬の通学は、大人が思う以上に危険が多くあります。
暗い道、凍った路面、冷たい雨、強風、低体温症…。
そして災害は“通学時間”を狙ってくることも珍しくありません。
今回は、防災士として
「冬の通学中に子どもが遭遇しやすい危険」と「家庭でできる対策」
をまとめて解説します。
■① 冬は“朝の低体温リスク”が最も高い
冬の朝は体温が下がりやすく、
● 冷たい雨
● 強い風
● 雪
が重なると、さらに体温が奪われます。
子どもは大人より体表面積が広いため、
低体温症になりやすいことを理解しておく必要があります。
■② 帽子・ネックウォーマーは“命を守る装備”
冬の体温低下の約30%以上が「頭部・首」から奪われます。
● 防寒帽
● ネックウォーマー
● 手袋
この3点は、冬の通学に必須です。
災害時の待機時間にも熱を奪われにくくなり、
長時間の屋外でも体力が落ちにくくなります。
■③ 路面凍結は“子どもが最も転ぶ災害”
冬の通学事故で多いのが「転倒」。
● 見えない薄い氷(ブラックアイスバーン)
● 階段のステップ
● 横断歩道の白線
などが非常に滑りやすくなります。
子どもに教えるべき行動は3つ。
✔ 歩幅を小さく
✔ かかとから着地しない
✔ 凍結ポイントでは“歩くスピードを半分に”
■④ 冬の大雨は“傘が役に立たない”強風タイプが多い
冬の雨は縦ではなく「横殴り」。
傘が壊れても、
レインコート+ランドセルカバー があれば安全性が高い。
さらに、
● 手が空く
● 強風でも壊れにくい
● 防寒にもなる
ため、子どもには必ずレインコートを持たせたい。
■⑤ 暗い通学路は事故リスク2倍|反射材は“命を救う”
冬は日照時間が短いため、
朝の通学時間帯でも暗いことが多くなります。
歩行中の事故の多くが
「ドライバーが認識できなかった」ことが原因。
● ランドセルの反射テープ
● 反射キーホルダー
● 靴の反射プリント
はいずれも効果が大きく、コストも低いので必ず付けておきましょう。
■⑥ 冬の地震は“通学路が災害リスク”に変わる
冬に地震が発生すると、
● 電線落下
● ガラス散乱
● 帰宅困難
● 冷たい雨・雪による体温低下
が重なり、子どもの危険が急上昇。
子どもに教えておくべき3つの行動は、
✔ 建物から離れる
✔ 落下物が少ない場所に移動
✔ 先生・大人が来るまで動かない
です。
■⑦ 通学路の“危険ポイント”を事前に家族で共有
親子で必ず見ておきたいポイントは、
● 大きなガラス窓の前
● 川沿い
● 橋の下
● 裏道
● 交通量が多い交差点
災害時は 安全な迂回ルート を決めておくと、
子どもが迷わず行動できます。
■⑧ 緊急時の“迎えに行く条件”を家庭で決めておく
冬は災害後に冷え込みやすく、
子どもが長時間待つと体温低下の危険があります。
家庭で必ず話し合うべき内容は、
● どのタイミングで迎えに行くか
● 迎えに行けない場合の集合場所
● 下校後の連絡手段
を事前に“ルール化”しておくこと。
■まとめ|冬の通学は「防寒 × 防災 × 視認性」が命を守る
冬の通学中は、
● 低体温
● 凍結事故
● 豪雨
● 早朝の暗さ
● 災害との複合リスク
など危険が多く、対策をするほど安全度が上がります。
家庭でできる冬の防災は、
● 防寒グッズ
● レインウェア
● 反射材
● 避難ルール
といった、小さな準備の積み重ね。
結論:
冬の通学は“帰れる前提”で考えないこと。守れるのは事前の準備だけ。
防災士として、家庭での冬対策を強くおすすめします。

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