ヒートショックは温度差だけの問題ではなく、住宅そのものの性能(断熱・気密)によって事故リスクが大きく変わる“住宅災害” です。
特に築20年以上の家では、冬の入浴事故が起こりやすい構造になっています。
■① ヒートショックは“築年数”と強く相関する
築古の住宅は
✔ 断熱材が薄い
✔ 隙間が多い
✔ 窓が単層ガラス
このため脱衣所・浴室が極端に冷えやすい。
■② 脱衣所が5℃以下になる家は事故リスクが急上昇
多くの家庭では、冬の脱衣所温度は4〜10℃。
この「温度の谷」が血圧変動を引き起こす最大要因。
■③ 浴室は暖房しても“壁・床・天井”が冷たいまま
室温だけ上げても、接触する面が冷たいと
急激に血圧が上がり、ヒートショックが発生しやすい。
■④ 日本の家は“風呂だけ孤立構造”が多い
海外の家は浴室と脱衣所が暖かい構造が一般的だが、
日本住宅は「北側」「外壁側」に浴室が配置されやすく極端に寒くなる。
■⑤ 古い家は“断熱材が下まで入っていない”
床下から冷気が上がり、浴室の足元が極端に冷える。
→ 身体が温まる前にショックが起きる危険。
■⑥ 窓が単層ガラスだと熱が50%以上逃げる
浴室や脱衣所にある
“結露しやすい古い窓”は熱損失の大きな原因。
■⑦ リフォームなしでも改善できる対策
✔ 浴室の暖房を入浴10〜20分前からON
✔ 脱衣所にセラミックヒーター
✔ 窓に断熱シート
✔ ドア下の隙間風をふさぐ
小さな工夫で体感温度は大幅に上がる。
■⑧ 本気で守りたい家族がいるなら“断熱リフォーム”が最強
浴室・脱衣所の断熱改修は
✔ ヒートショック防止
✔ 光熱費削減
✔ 家の資産価値向上
すべてに効果がある。
■まとめ|家の構造がヒートショックを生む
ヒートショックは体質よりも、
住んでいる家の断熱性能で危険度が決まる防災課題 です。
結論:
防災士として、築古住宅では「脱衣所の暖房強化+窓断熱+段階的リフォーム」が命を守る最重要対策だと断言します。

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