【元消防職員が解説】防災×飲酒運転|深夜・早朝が最も危険になる“時間帯リスク”とは?

飲酒運転の事故は、ただ「お酒を飲んだ人が運転する」だけではありません。
元消防職員として現場に出ていた経験から言えるのは——
飲酒運転は“起きる時間帯”によって被害が激変する ということです。

とくに冬は深夜〜早朝に事故が集中し、死亡率も高くなります。


■① なぜ深夜〜早朝は事故が増えるのか?

飲酒運転は
「深夜1時〜朝5時」 が最も多い時間帯です。

理由は
✔ 体温が下がり眠気が強くなる
✔ アルコールの作用がピーク
✔ 車通りが少なく油断する
✔ スピードが出やすい
など。

この時間帯の事故は
衝突スピードが高く、致死率が昼の約3倍 と言われています。


■② 冬は視界がさらに悪化する

冬の深夜は
✔ 気温差でガラスが曇る
✔ 霜で視界が奪われる
✔ 雪がライトに反射する
✔ 路面が凍結してブレーキが効かない

飲酒+視界不良=
ほぼ“避けられない事故” が起きます。

これは元消防としても最も救助が難しいパターンでした。


■③ 帰宅ラッシュ後が「魔の時間帯」

忘年会・新年会の帰宅ラッシュ(22〜24時)ではなく、
解散後に一人で運転を始める深夜2〜3時が最も危険。

・「少し寝たら大丈夫」
・「酔いが覚めた気がする」

この誤判断で運転を始め、
単独事故(自損)が多発 します。

特に冬道は
・カーブでスリップ
・橋の上で凍結
・信号の手前で制御不能
こうした典型的な事故が繰り返し起きています。


■④ 深夜の歩行者・自転車も危険

深夜〜早朝は歩行者・自転車側も非常に危険です。

✔ 真っ黒なコートで視認されない
✔ 反射材なし
✔ 車が減って油断する
✔ 寒さで歩くスピードが遅くなる

実際に、「酔っていない歩行者」が
飲酒運転車に跳ねられるケース は冬に非常に多いです。


■⑤ 代行が減る時間帯が一番危険を作る

地域によっては
深夜1時〜3時で代行が終了 します。

その時間帯でよく聞く言葉が
「代行がいないから、ちょっとだけ運転する」
しかしこれが重大事故につながる決定打。

飲酒運転の多くは
“代行終了後の時間帯” に集中します。


■⑥ 家族ができる予防策は「見守り連絡」

飲酒運転は、家族が一言声をかけるだけで防げることがあります。

✔ 「帰ったら連絡して」
✔ 「代行代は気にしないで」
✔ 「明日の朝でいいよ」

こうした言葉で救われた命を現場で何度も見てきました。


■⑦ 深夜の飲酒運転を避けるための具体策

今日からできる防災対策としては、

✔ 代行アプリを入れておく
✔ 深夜帯に「徒歩+タクシー」を徹底
✔ 1次会の段階で帰宅手段を決める
✔ 酔った相手を車に近づけない

「家まで送るよ」という好意は、
飲酒運転のきっかけになる一番の危険行為 です。


■⑧ 冬は命を奪う事故が増える。だから“時間帯”で避ける

深夜の飲酒運転は、ドライバーだけでなく
✔ 同乗者
✔ 歩行者
✔ 自転車
✔ 交差点を通る車

あらゆる人を巻き込みます。


■まとめ|深夜〜早朝を避けるだけで命は守れる

深夜の飲酒運転事故は、
発生率・死亡率・被害規模のすべてが最大級。

結論:
元消防職員としての意見—— 冬の深夜〜早朝に“車に乗らない・近づかない”だけで、飲酒運転事故の9割は避けられる。

時間帯を知ることは、命を守る最強の防災です。

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