2024年11月に改正された道路交通法により、
自転車の飲酒運転が厳しく取り締まられるようになりました。
「車じゃないから大丈夫」は通用せず、悪質な場合は 自動車免許の停止処分 につながることもあります。
■① 自転車の飲酒運転も「罰則の対象」へ強化
改正道路交通法では、自転車の酒気帯び運転に対して
3年以下の拘禁刑 または 50万円以下の罰金 が科される可能性があります。
背景には、全国的に自転車事故が増加している状況があります。
・夜道のふらつき
・信号無視
・交差点での衝突
これらは、飲酒状態で一気にリスクが高まります。
■② 重大事故では「自動車免許」も影響
県警が注意喚起しているのは、
自転車であっても悪質な場合は 車の免許停止 にもつながるという点です。
対象となるケースの例:
- 飲酒運転による死亡事故
- 重大事故後のひき逃げ
- 酒気帯び状態での危険行為の繰り返し
自転車=軽い乗り物 ではなく、法律上は立派な「車両」。
責任も大きく問われます。
■③ 飲酒後の自転車は“想像以上に危険”
元消防職員として現場で強く感じるのは、
飲酒後の自転車事故は大ケガにつながりやすい ということです。
理由は以下の通り:
- バランスが崩れやすく転倒しやすい
- ヘルメットを着用していない人が多い
- 車との相互事故になりやすい
- 夜間の視認性が低い
特に冬場は路面凍結でさらに危険度が増します。
■④ 周囲の“助長行為”にも罰則
忘年会・新年会シーズンで問題となるのが 周囲の関与。
改正法では以下も罰則の対象となります:
- 自転車で帰る人に飲酒を勧める
- 自転車を貸す、提供する
- 飲酒後に自転車で帰ることを容認する
「ちょっとぐらい大丈夫」は通用しません。
■⑤ 冬の夜こそ危険が増す理由
冬は飲酒事故が増える季節。
さらに死亡リスクが上がる要因があります。
- 路面凍結で転倒しやすい
- 視界が悪くなる
- 車も滑りやすく衝突リスク増
- 低体温症につながるおそれも
飲酒+寒さ+夜道 は、非常に危険な組み合わせです。
■⑥ 防災視点での重要ポイント
災害時も同様ですが、
人間は“判断力の低下”が事故を拡大させます。
飲酒は判断力・注意力を奪い、
自身や他人の命を危険にさらします。
日頃からの安全行動が、防災意識そのものにつながります。
■⑦ 自転車で帰宅しないための工夫
安全を守るために、以下を習慣化しておくのが有効です。
- 飲み会前に「帰り方」を決める
- タクシーアプリを準備しておく
- 家族や友人と帰宅方法を確認
- 店に自転車を置いて翌日取りに行く
「飲んだら乗らない」を徹底する仕組みをつくりましょう。
■⑧ 自転車の飲酒運転は“命を守る行動”として考える
自転車だから…ではなく、
“大切な自分と誰かの命を守る行動” として考えることが大切です。
飲酒運転の根絶は、防災の基本である
「事故を未然に防ぐ」 という考え方と完全に一致します。
■まとめ|自転車の飲酒運転は「重大な危険行為」
- 自転車の飲酒運転は罰則対象
- 悪質なら自動車免許停止もあり得る
- 周囲の助長行為も罰則対象
- 冬場は事故リスクがさらに増大
- 飲酒後の「乗らない仕組みづくり」が命を守る
結論:
自転車の飲酒運転は、自分と他人の命を危険にさらす重大行為。防災の観点でも“絶対にやらない”が最善です。
元消防職員として、事故現場で多くの悲しみを見てきました。
「飲んだら乗らない」
この一言が、誰かの命を確実に守ります。

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