冬の深夜に大きな地震が起きたとき、最も危険なのが SNSで流れるデマの拡散と混乱。
過去の災害でも、誤った情報が避難を遅らせたり、不安を増幅させたりするケースが多くありました。
今回は、防災士としての経験から、デマに惑わされないための実践的なポイントをまとめます。
■① デマは“地震発生から10分以内”に一気に広がる
災害直後は誰も正確な情報を持っていません。
このタイミングで拡散される情報は、ほとんどが未確認。
特に
- 「専門家の知り合いが言ってた」
- 「〇時にもっと大きい地震が来る」
などは典型的なデマ。
■② “時間を予告する地震情報”は100%デマ
「明日〇時に巨大地震が来る」
「このあと必ず震度7が来る」
これらは科学的に完全否定されています。
地震の“日時予測”はできません。
一度でも予告が入ったら即デマと判断してOK。
■③ SNSの画像・動画は“過去災害の再利用”が多い
災害時によく見られる誤情報:
- 熊本地震の写真を“今の青森”として投稿
- 能登の液状化映像を“北海道で発生中”と拡散
- 海外災害の写真がそのまま流用
画像は投稿日時と撮影場所の確認が必須。
■④ 信頼していいのは“公式+専門家の範囲だけ”
災害時に見るべきアカウントは限られています。
- 気象庁
- 自治体
- 消防本部
- 警察
- 自衛隊
- NHK
- 専門家(工学、防災、気象)
それ以外は参考程度に留めるのが安全。
■⑤ 感情的な投稿は危険性が高い
- 怒り
- 不安
- パニック
- 強い主張
こうした投稿は「正確性より感情」が優先されがち。
内容より“誰が言っているか”を見る習慣が必要。
■⑥ デマを見かけても“反論せずスルー”が正解
反論や引用で言及すると、逆に拡散を後押ししてしまうことがあります。
最も効果的なのは
・無視する ・正しい情報を淡々と共有する
の2つだけ。
■⑦ 子ども・高齢者に“正しい行動基準”を共有しておく
災害時、家族がSNSのデマを信じて動くと統制が取れません。
事前に
- 公式情報だけ見る
- 写真は疑う
- 時間予告はデマ
- 家族の連絡優先
を全員で共有しておくと安心。
■⑧ SNSは“危険情報の把握”には非常に役立つ
デマが多い一方で、SNSの価値は高いです。
- 道路状況のリアルな声
- 停電エリアの写真
- 断水情報
- 避難所の混雑状況
現場の生の情報は本当に役立ちます。
問題は
“デマを避けながら必要な情報だけを拾う技術”
これを身につけることです。
■まとめ|“情報の取り方で災害の生存率は変わる”
- 地震の日時予告は100%デマ
- 公式情報を最優先
- 感情的な投稿は要注意
- 画像・動画は出所を確認
- 家族でSNSのルールを共有
- デマは無視して広げない
結論:
防災士として断言します。SNSを正しく扱える人は、災害時の判断力と生存率が圧倒的に違います。 正しい情報だけを味方にして行動してください。

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