【防災士が解説】防災×秋のローリングストック備蓄食(その4)|“寒暖差が大きい季節”に必要な食の工夫

秋は朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きく、体調を崩しやすい季節です。
被災地でも、秋の避難所は「寒暖差疲労」が原因で体調不良が増える傾向がありました。

ローリングストックも“秋仕様”に切り替えることで、避難生活のストレスや栄養不足を大幅に防ぐことができます。


■① 秋は“温・冷どちらでも食べられる食品”を優先

気温が安定しない秋は、温かくても冷たくても食べられる食品が便利です。

おすすめ

  • リゾット(常温でもOK)
  • 野菜スープパウチ
  • 中華丼の具
  • ぜんざい缶(温冷どちらでも◎)

急な冷え込みでも安心できます。


■② “疲労回復系の食品”を少し多めに

秋は体が夏の疲れを引きずっている時期。
避難生活での疲れは、食品で軽減できます。

  • 果物ゼリー
  • オレンジジュース
  • 黒糖
  • ドライフルーツ(鉄分・ミネラル補給)

被災地でも「甘いものが助かった」という声は非常に多いです。


■③ 秋は“きのこ・根菜”を使った食品が強い

秋の食材は保存性が高く、栄養価が安定しています。

ローリングストックに向く食品

  • きのこスープ
  • けんちん汁パウチ
  • 根菜カレー
  • さつまいも羊羹

ビタミン・食物繊維が取れるので便秘対策にも◎。


■④ 乾燥が始まる秋は“のど対策食品”を入れる

秋は乾燥が始まり、のどを痛めやすい季節です。

おすすめ

  • のど飴
  • はちみつスティック
  • 常温で飲めるお茶
  • りんごジュース

避難所では乾燥による咳が増えるため、のどケアは非常に重要です。


■⑤ 秋は“温めるとおいしい食品”を1つ入れておく

秋は「温かさが幸福度を上げる季節」。
心理的な安心効果が大きいです。

おすすめ

  • さつまいもスープ
  • コーンポタージュ
  • ミネストローネ
  • クラムチャウダー缶

温められる環境がなくても、少し温めるだけで心が変わります。


■⑥ 子どもの秋バテ対策に“食べやすい柔らか系”を

子どもは秋の疲れが出やすく、噛む力が落ちることもあります。

向いている食品

  • バナナ系ゼリー
  • 柔らかいパン
  • 卵スープ
  • プリン系の保存食

食べやすさを優先しましょう。


■⑦ 秋は“アレルギーに注意した備蓄”が必要

秋は花粉・ハウスダストが増える季節。
鼻詰まりや咳で食べにくくなる人が多いです。

対策

  • 辛い食品は避ける
  • 香りが強すぎる食品は控える
  • 温かいスープを常備

避難所は気密性が低い場所も多く、アレルギー症状が悪化しやすい点は要注意。


■⑧ 秋は“旬の味を取り入れると心が安定する”

秋は「食欲の秋」。
普段の味に近い食品が1つあるだけで、精神的な安定につながります。

おすすめ

  • さつまいも菓子
  • かぼちゃポタージュ
  • りんごゼリー
  • 和風だし系スープ

秋の味は“癒やしの効果”が非常に高いです。


■まとめ|秋のローリングストックは“疲労回復×温冷対応”が鍵になる

秋は体調が揺らぎやすい季節。
災害時はその負荷が何倍にもなります。

  • 温冷どちらでも食べられる食品
  • 疲労回復系(甘味・果物)
  • 秋野菜を使った栄養食
  • のどケア食品
  • 心が落ち着く“秋の味覚”

結論:
秋のローリングストックは“温かさと栄養で体と心を守る”備えが最重要。現場でもこれが最も効果的でした。

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