キャンプ経験がある家庭は、災害時の対応力が圧倒的に高い──
これは、防災士として現場を何度も経験してきた私の実感です。
今回は、前回・前々回の続編として、
キャンプが「災害時の家族の生存率」を上げる理由を、さらに深掘りして解説します。
■① 食事を“早く・安全に・温かく”提供できる家庭は強い
災害時、もっとも困るのは 温かい食事が作れないこと。
しかしキャンプ経験者は
- 火の扱い
- 簡単調理
- 最小限の水での調理
を心得ているため、非常に強い。
特に効果的なのは
- 湯せん料理
- ワンポット調理
- 缶詰アレンジ
- スープ中心の献立
温かい食事は、
体温維持と心理安定の両方に効果がある。
■② ポータブル電源とランタンの使い分けが上手
キャンプで得られる“電力の感覚”は災害時に直結。
- ランタンは最小限
- ポータブル電源はスマホ・照明に集中
- 冬場は電気毛布の消費電力を把握
- 充電優先順位を決められる
これができるだけで、避難生活のストレスは大幅に減ります。
■③ キャンプ経験者は“夜間対応”が桁違いに早い
夜の災害では
- 真っ暗
- 寒い
- どこに何があるか分からない
- 家族がパニックになりやすい
キャンプをしている家庭は
- 暗闇に慣れている
- ランタンの即時使用
- 夜間の気温変化への対応
- 子どもを落ち着かせる声かけ
が自然とできるため、行動速度が違う。
家族の安全確保は、
「初動の3分」がすべてです。
■④ キャンプ経験=“寒さの本当の怖さ”を知っている
冬の停電・避難で命を奪うのは 低体温症。
キャンプ経験者はこれを知っている↓
- 寝袋のグレードの違い
- マットが無いと体温が奪われる
- カイロの最適配置
- 湯たんぽの安全使用
- 重ね着の順番で暖かさが変わる
知識があるだけで、家族の命が守られる。
■⑤ キャンプで培う“臨機応変な判断力”が災害で最強
自然の中で過ごすキャンプでは
常に状況が変化する。
- 風向き
- 気温
- 雨
- 地面の状態
- 日没の時間
これが、災害時の判断力と完全に一致する。
避難所へ行くか?
自宅避難か?
車中泊か?
正解のない状況で、
判断力がある家庭が生存率を上げる。
■⑥ キャンプ道具は“片付けやすさ”が命を救う
災害時は、数十秒で出発しなければいけないこともある。
キャンプ経験者は
- 道具の収納
- どこに何を置くかの配置
- コンパクト化
に慣れている。
これにより
“一瞬で準備できる家”になる。
■⑦ 子どもが自主的に動ける家庭は避難が速い
キャンプに慣れている家庭の子どもは、
- ランタンを持つ
- 寝袋を準備
- 荷物を運ぶ
- 危険を察知する
など、自分で動ける。
避難が速い家庭は、
子どもが戦力になっている。
■⑧ キャンプを通じた“家族の会話量”が災害時の強さになる
キャンプをしている家庭は
普段から “道具・役割・安全” について会話している。
この習慣が、災害時に活きる。
- 誰が何を持つ?
- どこへ避難する?
- 暗闇でどう動く?
- 寒いときはどうする?
家族間のコミュニケーションが整っている家庭は、
災害時の迷いが少ない。
■まとめ|キャンプは“家族の生存率を最大化する訓練”
キャンプは、
防災士の視点から見ても圧倒的に理にかなっている。
結論:
キャンプ経験は、家族の命を守るための実戦力になる。 道具よりも“経験”と“習慣”が災害時の差を決める。
現場を経験してきた防災士として、断言します。

コメント