【防災士が解説】防災×キャンプ術④|“災害後72時間”を生き抜く家庭が持つ7つの力

災害後の72時間は「生死を分ける時間」と言われます。
この72時間を家族で乗り切れるかどうかは、日頃の“準備と経験”で大きく変わります。

その中でも、キャンプ経験は災害対応力を圧倒的に底上げします。
今回は、災害後72時間を生き抜くために必要な力を、キャンプの視点から解説します。


■① 食料・水を「無駄なく使う」家庭は強い

避難生活初期は必ず物資が不足します。
キャンプ経験者は、自然と節約と効率化の感覚が身につく。

  • 少ない水で食事を作る
  • 洗い物を出さない工夫
  • 温かい食事を優先する判断
  • 子ども・高齢者向けの柔らかいメニューが思いつく

アルファ米やレトルトも、キャンプで使っている家庭は扱いが早い。

“初動の食事が整う家庭”は、心が安定し生存率も上がる。


■② 災害直後の“暗闇”を恐れない

停電直後の暗闇は、家族の不安を最大化させます。
しかしキャンプ経験者は暗がりでの行動に慣れている。

  • LEDランタンの配置
  • 明かりの高さ調整
  • 電池と充電の管理
  • 子どもが使える小型ライトの準備

たったこれだけで、避難判断と家族の行動スピードが大幅に変わる。


■③ 災害=寒さとの戦い(冬は本当に危険)

災害時の冬の寒さは「命そのもの」を奪います。
キャンプ経験者は、寒さ対策の引き出しが多い。

  • 寝袋で暖を取る
  • マットで底冷えを防ぐ
  • 重ね着の順番を知っている
  • 風の通り道を避けて寝る
  • ペットボトル湯たんぽを作る

寒さに強い家庭は、長期避難でも体調を崩しにくい。


■④ “火”を安全に扱える家庭は災害時の生存率が高い

火を扱える力は、災害時に直結するスキル。

  • カセットコンロの扱い
  • ガスボンベの交換
  • 固形燃料の安全な使用
  • 上手な湯せん調理のコツ

火が扱えない家庭は、
温かい食事・消毒・暖房など多くの手段を失う。

キャンプ経験者はこれが自然と身についている。


■⑤ 家の中を「キャンプ場化」できる

避難所に行くかどうかは状況次第。

家に留まる場合、キャンプ経験者の強みは
家の中を機能的に変換できること

  • 暗い部屋をランタンでゾーニング
  • コンロで簡易キッチン
  • 寝袋で寝室を改善
  • テーブルや棚を整理して安全導線を確保

ほんの少しの工夫で、安全性と快適性が驚くほど上がる。


■⑥ 子どもが“自発的に動ける”

キャンプで育った子どもは災害時に強い。

  • 明かりを持つ
  • 寝袋を準備する
  • 荷物をまとめる
  • 危険な場所を避ける感覚がある

これは家庭全体の動きを速め、生存率を上げる。


■⑦ キャンプ道具は“そのまま防災道具”

キャンプ道具は災害時に即戦力になる。

  • 寝袋 → 避難所の寒さ対策
  • 銀マット → 底冷え防止
  • LEDランタン → 停電対策
  • カセットコンロ → 料理・湯せん
  • ポータブル電源 → 充電・照明
  • 焚き火台 → 屋外調理

防災とキャンプは本質的には同じ「生きる技術」です。


■まとめ|キャンプは“災害対応力を最大化する最強の訓練”

キャンプは遊びではなく、
防災の本質そのものを体験できる最高の学びです。

結論:
キャンプ経験は、災害後72時間の生存率を圧倒的に高める。 防災士として、キャンプは“家族を守る最強のスキル”と断言します。

実践している家庭ほど、災害に強くなります。

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