キャンプは家族の娯楽でありながら、実は
子どもの防災力を最も伸ばす訓練 でもあります。
災害時、親が必ずそばにいるとは限りません。
だからこそ、日常の遊びの中で「生き抜く力」を育てることが非常に大切です。
今回は、キャンプから身につく “子どもの災害対応力” を防災士の視点で解説します。
■① “自分で考えて動く”力が育つ
キャンプでは、子ども自身が判断する場面が多い。
- 自分の荷物をまとめる
- 明かりを持って移動する
- 食事の準備を手伝う
- 危険な場所を避ける
- ゴミをまとめる
これらはすべて、災害時の行動そのもの。
主体的に動ける子は、非常時の生存率が高い。
■② 道具の扱いに慣れ、生存スキルが上がる
キャンプでは自然と道具に触れます。
- ランタン(明かり)
- 寝袋(睡眠環境)
- コップ・食器(節水行動)
- カセットコンロ(火の扱い)
災害時、
「どう使うの?」と迷う子と、
「私わかるよ!」と動ける子では行動の速さが全く違う。
■③ 火や熱に対して“正しい恐れ”を持つようになる
火は命を守る道具である一方、危険も伴います。
キャンプでは、火の特性を目で見て学べる。
- 風で燃え移る
- 服に近づけてはいけない
- 熱源の周りは危険
- ガス缶の扱い方
災害時、ストーブやカセットコンロを使う場面でも、事故が起きにくい。
■④ 夜の暗さに強くなる
避難所や停電した家は想像以上に暗い。
キャンプで暗さに慣れた子は、
“暗闇に飲まれない” 心が育つ。
- ライトの持ち方
- 明かりの位置の工夫
- 暗い場所での危険予知
夜間避難でも冷静に動ける力になる。
■⑤ 危険予測能力が自然に上がる
キャンプ場は自然そのもの。
そこには危険がたくさんあります。
- 川の近くは増水
- 木の下は落枝
- 崖や斜面は崩れやすい
- 動物や虫への注意
この感覚はそのまま災害現場でも活きる。
“危険を避けられる子ども”は、災害に強い子ども。
■⑥ 寒さ・暑さから身を守る方法が身につく
キャンプでは季節の自然を全身で体験する。
- 重ね着の重要性
- 寝袋での暖の取り方
- 銀マットで底冷えを防ぐ
- 水分補給の大切さ
冬の避難所・夏の停電でも、体調を崩しにくい子に育つ。
■⑦ 親の行動を見て、防災が“当たり前”になる
キャンプは家族全員でするもの。
子どもは親の行動を見て、防災を生活の一部として吸収します。
- 荷物の準備
- 危険回避
- 火や水の扱い
- 早めの行動
結果として、 “災害でも折れない子ども” を育てることにつながる。
■⑧ 避難生活のストレスに強くなる
キャンプ生活は、避難生活の縮図。
- 寝心地が違う
- 不便な環境
- 音が気になる
これらを経験している子は、避難所でも適応が早い。
精神面の強さは、避難生活で大きな武器になる。
■まとめ|キャンプは“子どもの災害適応力を最大化する”
キャンプは単なる遊びではなく、
子どもの生きる力を育てる最強の防災教育 です。
結論:
キャンプ経験のある子どもは災害に強い。 防災士として、家庭でのキャンプは“未来の命を守る投資”と断言します。
子どもの防災力は、家庭の取り組みで大きく変わります。

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