【防災士が解説】防災×冬×停電④|“停電3日目”は生活崩壊の分岐点|家族を守る最重要アクション

冬の停電が 3日目に突入 すると、被災地では生活の崩壊が始まります。

私は現場派遣で何度も経験しましたが、
「停電3日目」が最も苦しむ人が増えるタイミングです。

理由はシンプルで、
体力・精神力・備蓄・暖房の全てが底をつき始めるから。

ここでは、防災士として
“停電3日目を生き延びるために絶対必要な行動”
をまとめます。


■① 3日目で体温低下が限界に達する

家が冷え切り、朝の室温が5〜8℃まで落ち込むことがあります。

3日目に起きる危険:

  • 震えが止まらない
  • 指先が冷たく痺れる
  • 眠っても回復しない
  • 子ども・高齢者がぐったりする

完全に低体温症の初期症状
ここが本当の危険ライン。

3日目は必ず「暖」を最優先に。


■② 食料と水の“本当の底”が見え始める

停電が続くとライフラインは復旧が遅れます。

3日目に起きやすいこと:

  • 水が残り1〜2リットル
  • 温かい食事が作れない
  • 子どもが空腹で泣く
  • 高齢者が食事を喉を通さなくなる

この段階で必要なのは「節約」ではなく 確保

  • 近くで給水があれば1日2回行く
  • 食事は“温かいスープ系”へ切り替える
  • 水は飲料優先、調理に使わない

■③ スマホの限界=情報遮断が始まる

停電3日目、最も深刻なのは 情報が途絶えること

実際の被災地で起きたこと:

  • スマホの電池がほぼ尽きる
  • 通信障害でつながりにくい
  • 安否確認ができない
  • 最新情報が入らない
  • どこで支援があるか分からない

情報がないと不安が爆発し、誤った判断をしてしまう。

3日目は必ず:

  • 電源はスマホ最優先
  • モバイルバッテリーを集中運用
  • ラジオを活用(電力消費が少ない)

■④ 精神力の限界|3日目にメンタルが崩れる

被災地で最も多かった声がこれ:

「もう無理だ…」

3日目は次の症状が出ます:

  • 眠れない
  • イライラが強くなる
  • 不安で涙が出る
  • 子どもが情緒不安定になる
  • 家族同士の衝突が増える

精神が壊れ始めるのは、寒さ・空腹・不安が重なるため。

そこで必要なのは “環境づくり”。

  • 一部屋に集まって話す
  • 明かりをつける
  • 温かい飲み物を作る

小さな安心が、心の崩壊を止めます。


■⑤ 3日目は“健康リスク”が一気に跳ね上がる

特に注意する症状:

  • 血栓(エコノミー症候群)
  • 脱水症状
  • 風邪・感染症
  • 持病の悪化
  • 睡眠不足による判断力低下

これを防ぐためのチェック:

  • 1〜2時間に一度は足を動かす
  • 水分は1リットル以上必ず摂る
  • 子どもの様子を観察(震え・青白さ)
  • 使い捨てカイロを多めに使用

■⑥ 避難判断を“3日目に必ず”行う

停電が長期化するかどうかは3日目が判断の分岐点。

次に該当したら 避難所への移動を検討

  • 家の室温が8℃以下
  • 食料が1日分しかない
  • 水が不足
  • 暖房手段ゼロ
  • 子どもや高齢者に異常がある

命を守るためには「我慢する家」から「生き残れる場所」へ。

避難は恥ではない。正しい選択。


■⑦ 3日目に求められる“家族の役割分担”

疲労がピークに達した3日目にこそ
“家庭内のチームワーク”が重要。

おすすめの分担:

  • 大人①:情報収集
  • 大人②:食事・水の管理
  • 子ども:ランタン準備、毛布運び(安全な範囲で)
  • 高齢者:座って体を温める

全員にできる役割を作ることで、
家族全体の不安が軽減する。


■⑧ 3日目こそ「希望」を作る行動を

停電3日目は、被災者の心が折れる日。

そこで必要なのが、“希望を作る習慣”。

  • 温かい飲み物の時間を作る
  • 家族で声を掛け合う
  • 次にする行動を紙に書く

「何をすればいいか分からない」という状態をなくすだけで、
心が一気に落ち着きます。


■まとめ|停電3日目は“崩壊の入り口”。命を守る行動を最優先に

冬の停電は、1日目・2日目よりも
3日目から命の危険が急増します。

結論:
停電3日目は「暖・食料・情報・希望」の4つを必ず確保すること。

防災士として現場で痛感したのは、
“3日目の行動がその後の生存率を決定する”という事実です。

寒さと停電は容赦なく体と心を奪います。
ぜひ、この知識を家族の命を守る準備に活かしてください。

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