冬の停電は、家族の命に直結します。
被災地で活動してきた立場から断言できますが、
冬に強い家庭=ポータブル電源の選び方を理解している家庭 です。
しかし実際には、容量・出力・ポート数など違いが多く、
「どれを選べばいいのか分からない」という相談を数多く受けてきました。
ここでは、冬の災害に本当に役立つ“後悔しない1台の選び方”を、
防災士としての経験から詳しく解説します。
■① 容量は“最低でも500Wh以上”が冬の基本
冬は暖房系の使用が増えるため、
小容量(300Wh以下)ではすぐに電力が尽きることが多いです。
おすすめ容量の目安:
- 500Wh:電気毛布(弱)を約6〜8時間
- 700Wh:夜間を安心して過ごせる
- 1000Wh以上:家族3〜4人の停電対策に最強
被災地でも、500Wh以上を持つ家庭は安定して生活できていました。
■② 定格出力は“500W以上”を確保する
容量と同じく重要なのが“出力”。
500W以上あると:
- 電気毛布
- ケトル(短時間)
- 加湿器
- 小型ヒーター(弱)
災害時に使える家電の幅が大きく変わります。
■③ 冬こそ“安全性”が最優先
安いモデルでよく起きるトラブル:
- 異常発熱
- 冬の低温下で起動しない
- 内部バッテリーの劣化
冬の災害では、電源トラブルは命に関わるため、
リン酸鉄リチウム(LiFePO4)採用モデルが特に安心です。
特徴:
- 熱に強い
- 長寿命
- 低温環境下でも安定
現場で見ても、安全性の差は歴然でした。
■④ ポート数は“USB+AC+DC”の3種類が必須
冬の停電では同時に使うものが増えます。
必要な理由:
- スマホ(USB)
- ランタン(USB)
- 電気毛布(AC)
- 車中泊用12V機器(DC)
この3系統がそろっていると、避難生活でも不自由しません。
■⑤ 充電スピードが速い=“大災害で役立つ”
災害時はいつ充電できるかわかりません。
そのため、
1〜2時間でフル充電できる急速充電モデルが非常に強い。
被災地でも、電気復旧のわずかな時間に急速充電できた家庭は、
その後の生活が圧倒的に安定していました。
■⑥ ソーラーパネル対応=長期停電に強い
北海道ブラックアウトや能登半島地震など、
“長期停電”が起きた地域ではソーラー対応の重要性が非常に高いです。
晴天時であれば、
- 数時間で電気毛布ぶんの電力を確保
- スマホ・ライトは毎日充電可能
停電が続くほど、ソーラーの有無が生活格差を生みます。
■⑦ 重量は“持ち運べるかどうか”で決める
被災地で特に多かった声:
「重すぎて避難所に持って行けなかった…」
容量の大きいモデルは10〜15kgになる場合があります。
選ぶ基準:
- 自分が片手で持てるか
- 階段の上り下りが可能か
- 車への積み下ろしが容易か
使いたい場面を想定して決めることが大切です。
■⑧ 冬は“ポータブル電源+電気毛布”が最強セット
防災士として確実に言えるのは、
冬は電気毛布との組み合わせが圧倒的に強いという点。
理由:
- 低電力で長時間使える
- 子ども・高齢者の体温保持に最適
- 車中泊・避難所でも使いやすい
ポータブル電源を買うなら、
同時に電気毛布の準備もおすすめです。
■まとめ|冬に選ぶべきポータブル電源の“答え”
結論:
冬の防災で選ぶべきポータブル電源は、 「500Wh以上」「500W以上」「安全性が高い」モデル。
容量不足・出力不足・安全性の弱い機種を選ぶと、
いざというとき家族を守れません。
被災地で痛感したのは、
電力がある家庭は暖かく、冷静に行動できるという現実。
冬の災害は寒さとの戦い。
その心強い味方が、正しく選んだポータブル電源です。

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