冬の車中泊で最も多い悩みが 結露・湿気・空気のこもり。
これを放置すると、
・寝具が濡れて体温低下
・窓が曇って外が見えない危険
・カビ・においの発生
という災害時には致命的な問題になります。
ここでは、軽自動車でもできる“冬の湿気コントロール術”を紹介します。
■① 窓の結露は“就寝前のひと手間”でほぼ防げる
結露は、車内の湿気が冷たい窓で一気に冷やされることで発生。
対策
- 就寝前に窓を乾いた布で拭く
- シェードを窓から少し浮かせて設置
- 空気の逃げ道をつくる
これだけで朝の結露量が大幅に減ります。
■② “換気は1cm”だけ開ければ十分
冬は窓を大きく開けられないため、
1〜1.5cmのわずかな隙間で空気の循環を確保する。
ポイント
- 風下側の窓を1cm開ける
- 上部だけ開けると寒さが軽減
- 防犯のため補助ロックも併用
冬の換気は「小さく長く」が正解。
■③ 就寝前に“湿気を出す作業”をまとめて行う
湿気は人間の呼吸・体温・飲食で急増します。
工夫
- 温かい飲み物は寝る30分前まで
- 体を拭いてから寝る
- 布団や寝袋を軽く広げて湿気を逃す
たった数分で翌朝の湿度が大違い。
■④ 新聞紙・除湿シートは“足元”に置く
湿気は下に溜まるため、
足元に吸湿素材を置くと効果が高い。
例
- 新聞紙を丸めて足元に
- 除湿乾燥シートを寝袋の下に
- タオルを広げる
特に新聞紙は吸湿力が強く、災害現場でも重宝します。
■⑤ 断熱を強化すると結露も激減する
断熱は防寒だけではなく、“結露防止”にも直結します。
有効な断熱材
- 銀マット
- サンシェード
- 発泡スチロール板
- 断熱フィルム
冷たい外気に触れる面を減らすほど、窓に水滴がつきにくくなります。
■⑥ 車内調理は“短時間&換気”が鉄則
カセットコンロは便利ですが、
調理時間が長いほど湿度は急上昇。
対策
- 湯せんで加熱(湿気が少ない)
- 鍋料理は避ける
- 調理後は2〜3分だけ換気
湿度の急上昇を避けるだけで、体温低下のリスクが減ります。
■⑦ 寝袋の中に“吸湿アイテム”を入れておく
寝袋内の湿気が多くなると、
保温力が落ちて冷えにつながります。
おすすめ
- 乾燥剤入り小袋
- ミニ除湿シート
- 新聞紙を薄く入れる
どれも軽く、かさばらず効果が高い。
■⑧ 朝起きたら“最初に換気”で湿気を一気に放出
朝の車内は湿気がピーク。
起きた瞬間、まず1〜2分換気すると全てが快適になる。
朝の流れ
- 窓を1〜2cm開けて換気
- 寝袋を広げて乾燥
- ダッシュボード付近の水滴を拭き取る
これだけでカビ・においの発生を防げます。
■まとめ|冬の車中泊は“湿気との戦い”で快適さが決まる
軽自動車は空間が小さいため、湿気管理が命に関わります。
最重要ポイント
- 1cm換気で空気を入れ替える
- 寝る前に湿気を出す
- 吸湿アイテムを活用する
- 断熱を強化して結露を防ぐ
- 朝の換気で湿気をリセット
災害時、暖かさと安全性を保つには“湿気のコントロール”が必須。
防災士として断言します。
湿気を制する者が、冬の車中泊を制します。

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