【元消防職員が解説】防災×地震×津波|震度4でも油断禁物「沖合地震」と津波の正しい向き合い方

震度4程度の地震でも、「震源が海域」の場合は津波リスクが発生します。
今回のように青森県東方沖を震源とする地震では、揺れの大きさ以上に“その後の行動”が生死を分けます。
地震発生直後に取るべき判断を、現場視点で整理します。


■① 今回の地震の特徴は「沖合・浅い震源」

今回の地震は、青森県東方沖を震源とするマグニチュード6.7。
震源の深さは約20kmと比較的浅く、津波発生の可能性が否定できない条件でした。
揺れが小さくても、海底が動けば津波は発生します。


■② 震度4でも津波が出る理由

多くの人が「大きく揺れない=安全」と誤解します。
しかし津波は揺れの強さではなく、海底の変動量で決まります。
震度3〜4でも、津波注意報・警報が出るケースは珍しくありません。


■③ 津波注意報が出たら“様子見”はNG

津波注意報が出た時点で、

・海岸に近づかない
・海から上がる
・港・防波堤に行かない

これは鉄則です。
「1mなら大丈夫」という考えが、最も危険です。


■④ 第1波が小さくても安心してはいけない

津波は1回で終わりません。
第2波・第3波の方が大きくなる事例は多数あります。
現場では「第1波を見に行った人」が被災するケースを何度も見てきました。


■⑤ 内陸でも注意すべきポイント

津波は海岸線だけの問題ではありません。

・河川の逆流
・港湾部の水位上昇
・沿岸道路の冠水

特に川沿い・河口付近は要注意です。


■⑥ 夜間・冬季はリスクが跳ね上がる

冬は、

・防寒着で動きにくい
・夜間は視界が悪い
・寒さで判断力が鈍る

津波避難は「早さ」が命です。
寒さを理由に判断を遅らせてはいけません。


■⑦ 正しい情報源は「気象庁・自治体」

SNSの映像や噂は判断材料になりません。

・気象庁の津波情報
・自治体の防災無線
・公式アプリ

この3つを基準に行動してください。


■⑧ 家族で決めておくべき津波ルール

事前に決めておくべきことは、

・津波注意報が出たら誰が誰を迎えに行くか
・高台・避難場所
・連絡手段

地震後に話し合う時間はありません。


■まとめ|「揺れが小さい」は安全の根拠にならない

地震の怖さは、揺れが収まった後にあります。
特に海域震源では、津波を前提に行動することが重要です。

結論:
震度ではなく「震源と津波情報」で行動を決めることが命を守る。

元消防職員として現場に立ってきた経験から断言できます。
津波は「大丈夫だろう」と思った人から飲み込まれます。
地震後は必ず津波を疑い、早く・高く・離れる判断をしてください。

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