【防災士が解説】なぜ日本には雪かきが必要な屋根が多いのか|構造・気候・暮らしの理由

雪国では毎年のように行われる屋根の雪かき。
「本当に必要なのか」「自然に落ちないのか」と疑問に思う人も少なくありません。
しかし、日本の住宅には“雪かきが必要になる理由”がはっきり存在します。


■① 日本の住宅は「積雪前提」で作られていない地域が多い

日本全国で住宅構造が統一されているため、
豪雪地帯でも雪荷重に弱い設計の家が多く存在します。


■② 屋根勾配が緩く、雪が自然に落ちにくい

日本の住宅は台風・雨対策を重視し、
雪を落とす急勾配屋根が少ない傾向があります。


■③ 雪止め金具が標準装備されている

落雪事故防止のため雪止めが設置され、
結果として雪が屋根に溜まり続けます。


■④ 湿った重い雪が多い日本の気候

日本海側を中心に水分を多く含んだ雪が降ります。
軽い粉雪と違い、屋根への負担が非常に大きくなります。


■⑤ 住宅密集地では落雪が危険

隣家・道路・歩行者への被害防止のため、
自然落下を許容できない環境が多いのが現実です。


■⑥ 雪の重みで家が変形・倒壊する危険

一定量を超えると梁や柱に歪みが生じ、
最悪の場合は家屋倒壊につながります。


■⑦ 昔の家と現代住宅の違い

古民家は雪を逃がす構造でしたが、
現代住宅は断熱・気密重視で雪に弱い側面があります。


■⑧ 放置すると二次災害を招く

雪解け水による雨漏り、配線トラブル、
落雪による人身事故などリスクが拡大します。


■まとめ|雪かきが必要なのは「日本の家の宿命」

屋根雪は自然任せにできない現実があります。

結論:
日本の住宅構造と気候条件が、雪かきを必要とさせている。

防災士として多くの現場を見てきましたが、
「まだ大丈夫」が事故の引き金になります。
屋根雪対策は命と家を守る重要な防災行動です。

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