【防災士が解説】防災 × DIY家具|“DIY好きの家ほど災害に強い”と言われる理由とは?

DIY家具づくりは、趣味として人気ですが
元消防職員・防災士の視点で見ると
“災害に強い家を作れる最強のスキル”でもあります。

DIYと防災がなぜ相性抜群なのかをまとめました。

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■① DIY好きは“家の弱点”を見抜く力が高い
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家具や棚を作るとき、必ずチェックします。

・壁の強さ
・柱の位置
・ビスの効き
・床の耐荷重

この“構造を見る癖”がある人は、
家の危険箇所(転倒しそうな家具・割れそうなガラス)を
自然と把握できるため災害に圧倒的に強い。

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■② DIY家具は“耐震補強”を組み込みやすい
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市販家具にはできない工夫ができるのがDIYの強み。

・L字金具で固定
・背面に補強板を追加
・重心を低く配置
・耐震ベルトの取り付け前提で設計

DIY家具=耐震仕様
にするのが簡単。

これは地震対策の中でも最強レベルの効果があります。

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■③ DIYで“落下物の少ない家”を作れる
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災害時のケガの多くは…

・落ちてくる家具
・倒れる棚
・飛散するモノ

DIY好きは収納棚を作るため
“モノの定位置”が決まっている家が多い。

その結果、
部屋が散らからず、避難経路が確保されやすくなる。

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■④ DIY工具は“災害時のレスキュー道具”になる
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DIYで使う工具は、そのまま災害時に使える優秀ギア。

・ハンマー → 窓割り、脱出
・バール → ドアこじ開け
・ドライバー → 家具撤去
・ペンチ → ガス栓まわり
・ガムテープ → 応急処置

これらを普段から使い慣れているDIY勢は
災害時の対応力が段違い。

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■⑤ DIY好きは“材料のストック”が災害に役立つ
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DIYする人は材料を持っています。

・ロープ
・結束バンド
・ビス
・木板
・養生テープ

これらは避難所・在宅避難で超重要。

✔家具固定
✔窓の割れ補修
✔簡易棚づくり
✔プライバシー確保

DIYの材料がそのまま“災害対応キット”になる。

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■⑥ DIY好きは“工夫で問題解決する能力”が高い
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DIYの本質は「工夫する力」。

・どう固定する?
・どう安定させる?
・どう短時間で作る?

災害では、完璧な道具がない状況が多い。
だからこそ、DIYの“応用力”が命を守るスキルになります。

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■まとめ
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DIY好きは、実は災害にめちゃくちゃ強い。

・家の構造を理解
・耐震家具が作れる
・落下物が少ない部屋になる
・工具がレスキューアイテムに
・材料が災害キットになる
・工夫で問題を解決できる

趣味でDIYしている人は、
気づかぬうちに“防災力最強タイプ”へと進化しています。

これが 防災 × DIY家具 の新しい視点です。

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