【防災士が解説】防災 × 温泉街|“温泉好きは災害を生き抜く力が高い”と言われる理由とは?

温泉街めぐりが好きな人、温泉旅行が楽しみな人。
実はその趣味、元消防職員・防災士の視点で見ると
“災害時に強いタイプ”でもあります。

温泉街と防災を組み合わせた新ジャンルをまとめました。

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■① 温泉旅行の“事前準備力”は防災そのもの
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温泉旅行は準備が多いです。

・天気予報
・移動ルート
・持ち物チェック
・宿の情報収集

これ全部「防災の基本」。

温泉好き=準備力が高い
という最強の方程式。

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■② 温泉街の地形理解が“避難判断”に直結する
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温泉街は地形が特徴的。

・山間部
・渓谷沿い
・川沿い
・坂道が多い

この地形を歩き慣れている人は、
災害時の危険ポイントが直感で分かります。

・川沿いは危険
・低地は浸水しやすい
・坂の下に水が溜まる
・高台は安全

温泉街の地形経験=避難判断の精度がアップ。

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■③ 温泉好きは“温度差に強い”=災害にも強い
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温泉は温度差が大きい場所。

・熱い湯船
・涼しい脱衣所
・寒い外気
・暖かい休憩所

この繰り返しで、体が温度差に適応します。

災害時は…

・停電で暑い
・避難所が寒い
・車中泊で夜が冷える

など温度変化が激しい。

温泉勢はこの温度耐性が強いのが大きな武器。

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■④ 温泉街は“水とエネルギー”の知識が多い
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温泉は水と熱の文化。

・湯量
・源泉温度
・ボイラー
・加水・加温
・循環システム

これらを知ることで
“水とエネルギーのありがたさ”を深く理解できます。

断水・停電・ガス停止の怖さを知っている人は
防災意識が高い傾向にあります。

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■⑤ 温泉街の“歩き回り習慣”が避難力につながる
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温泉街巡りは意外と歩きます。

・宿から散策
・食べ歩き
・足湯めぐり
・商店街周遊

歩くことで…

・体力
・方向感覚
・危険察知
・裏道の感覚

が自然に鍛えられます。

徒歩避難の強さは“生存力”に直結。

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■⑥ 温泉は“ストレス解消”ができる究極の防災
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災害ではストレスが最大の敵。

温泉は…

・心をほぐす
・疲労を取る
・睡眠が良くなる
・リラックス効果大

避難生活で最も欠けるのが“心の安定”。

温泉好きはストレス対処法を日常的に持っているため
災害にも強い。

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■まとめ
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温泉好きは、実は災害に強いタイプ。

・準備力
・地形理解
・温度耐性
・水とエネルギーの知識
・歩く習慣
・ストレス対処法

“好きなことがそのまま防災”になる代表例が
防災 × 温泉街 です。

温泉の知恵と習慣は、いざという時に命を守る力になります。

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