春は低気圧の通過や寒暖差の影響で強風が発生しやすい季節です。強風時には、普段は意識しない物が凶器となり、思わぬ事故につながります。防災士の視点から、春の強風による飛来物事故の実態と具体的な備えを解説します。
■① 春は強風が発生しやすい季節
春は移動性高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、突風や強風が起こりやすくなります。晴れていても急に風が強まることがあり、油断が事故につながります。
■② 飛来物事故は日常空間で起きる
強風による事故の多くは、工事現場や山中ではなく、住宅地や通学路、駐車場など身近な場所で発生します。看板、植木鉢、傘、自転車などが飛来物になります。
■③ ベランダ・屋外の物が最大のリスク
ベランダや庭に置かれた物は、強風時に最も危険です。普段は問題なくても、風にあおられて落下・飛散し、下にいる人に重大な被害を与える可能性があります。
■④ 通勤・通学中の事故に注意
春は新生活が始まり、通勤・通学ルートが変わる人も多い時期です。強風時は看板や街路樹の近くを避け、風上から来る物に注意して行動することが重要です。
■⑤ 車や自転車への被害も多発する
飛来物は人だけでなく、車や自転車にも被害を与えます。フロントガラスの破損や転倒事故につながるため、強風時は無理な運転を控える判断も必要です。
■⑥ 強風時は外出しない判断も防災
台風だけでなく、春の強風でも外出を控える判断は有効です。気象情報で風の強さが予想されている場合は、予定の見直しも立派な防災行動です。
■⑦ 強風前にできる事前対策
天気予報で強風が予想されている場合は、屋外の物を片付ける、固定するなどの事前対策が有効です。数分の行動で事故を防げます。
■⑧ 子どもや高齢者への声かけが重要
強風の危険性は見えにくいため、子どもや高齢者には特に注意喚起が必要です。強風の日は外出時の注意点を事前に伝えておくことが大切です。
■まとめ|春の強風は「身近な物」が危険になる
春の強風による事故は、特別な場所ではなく日常生活の中で起こります。身近な備えと判断が被害を防ぎます。
結論:
春の防災では、強風による飛来物を想定した事前対策と行動判断が重要です。
防災士として現場を見てきた経験から、強風前に屋外物を整理していた家庭ほど、事故や被害を未然に防げていると強く感じています。

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