春は行楽シーズンとなり、観光地やテーマパーク、山間部、海沿いなど普段と異なる場所へ出かける機会が増えます。非日常の環境では判断が遅れやすく、地震発生時に被害が拡大しがちです。防災士の視点から、行楽地での地震対策を解説します。
■① 行楽地は地理に不慣れな場所
土地勘がないため、揺れた瞬間にどこへ逃げるべきか判断しにくくなります。到着時に周囲を一度見渡す意識が重要です。
■② 観光施設は人が密集しやすい
人気スポットでは人が集中し、地震発生時に一斉行動が起きやすくなります。まずは転倒を防ぎ、周囲の動きに流されすぎないことが大切です。
■③ 落下物・倒壊物に注意する
土産物店、飲食店、展示施設では棚や照明の落下リスクがあります。揺れを感じたら、頭を守り、落下物から距離を取ります。
■④ 海・山・崖の近くでは行動を変える
海沿いでは津波、山間部では落石や土砂崩れの危険があります。揺れたらその場に留まらず、より安全な方向へ移動する判断が必要です。
■⑤ 交通機関の停止を想定する
地震後は電車やバスが止まり、帰宅困難になることがあります。行楽地では「すぐ帰れない」前提で考えることが重要です。
■⑥ スマホ情報に頼りすぎない
通信障害が起きると、地図や連絡が使えなくなります。現地の案内表示や係員の指示を優先する意識を持ちます。
■⑦ 同行者との集合ルールを決める
家族やグループで出かける場合、はぐれた際の集合場所を決めておくことで混乱を防げます。到着後すぐの確認が有効です。
■⑧ 「その場で身を守る」が最優先
行楽地では無理に移動しようとして事故が起こりがちです。まずは身を守り、揺れが収まってから次の行動を考えます。
■まとめ|行楽地こそ冷静な判断が必要
行楽地は楽しい反面、災害時には判断が遅れやすい環境です。事前意識が命を守ります。
結論:
春の防災では、行楽地を「初めての避難場所」と想定し、即座に身を守る判断力が重要です。
防災士として現場を見てきた経験から、行動前に周囲を確認していた人ほど、行楽地での地震時にも冷静に安全を確保できていると強く感じています。

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