春は生活が安定し、日常がスムーズに回り始める季節です。その一方で、危険が日常に埋もれ、気づかれないまま放置されやすくなります。防災士の視点から、春に見落とされがちな“日常化した危険”と向き合う考え方を解説します。
■① 春は生活が整いすぎる
新生活が軌道に乗ると、毎日の流れが固定化します。変化が少ないほど、異変に気づきにくくなります。
■② 危険は「慣れた風景」に潜む
倒れやすい家具、狭い動線、仮置きした物など、見慣れた景色ほど危険を感じなくなります。
■③ 平常運転が判断を鈍らせる
いつも通り仕事に行けている、学校がある。この平常感が、避難判断を遅らせます。
■④ 日常に組み込まれた危険は修正しにくい
生活の一部になった行動や配置は、問題が起きるまで見直されにくい傾向があります。
■⑤ 忙しさが点検を後回しにする
春はやることが多く、「後で確認しよう」が積み重なります。そのまま忘れられるのが危険です。
■⑥ 日常視点で危険を洗い出す
特別な防災目線ではなく、「毎日どう動いているか」で危険を探すと見つけやすくなります。
■⑦ 小さな違和感を放置しない
不便さや引っかかりを感じた場所は、防災上の弱点である可能性が高いポイントです。
■⑧ 春は生活と防災を重ねる時期
防災を特別な作業にせず、日常の延長で考え直せるのが春の強みです。
■まとめ|日常に慣れたときが一番危ない
危険は非日常ではなく、日常の中にあります。気づいたときに修正する意識が命を守ります。
結論:
春の防災では、「いつも通り」に潜む危険を疑い、日常生活の中から防災視点で見直すことが重要です。
防災士として現場を見てきた経験から、日常の違和感に気づけていた人ほど、災害時の対応が早く被害を小さく抑えられていると強く感じています。

コメント