春は防災情報が出そろい、比較的落ち着いて調べられる季節です。しかし、情報を集めすぎることで逆に行動できなくなるケースが少なくありません。防災士の視点から、春に陥りやすい“情報過多”の落とし穴を解説します。
■① 春は情報収集に最適すぎる
時間と気持ちの余裕がある分、情報を際限なく集めやすくなります。集めること自体が目的化しがちです。
■② 情報が増えるほど判断は遅くなる
選択肢が多いほど、人は決断できなくなります。防災ではこの遅れが致命的になります。
■③ 正反対の情報が混乱を生む
「避難すべき」「自宅待機が安全」など、相反する情報に触れるほど、どちらも選べなくなります。
■④ 知っている=できるではない
知識が増えても、行動に落とし込めなければ意味がありません。行動できる情報だけが価値を持ちます。
■⑤ 情報収集は期限を決める
「ここまで調べたら動く」と決めることで、情報収集が行動につながります。終わりを作ることが重要です。
■⑥ 一つの基準を持つ
複数の情報を見るより、信頼できる判断基準を一つ決める方が、行動は速くなります。
■⑦ 情報は行動を補助する道具
情報は判断の代わりではありません。最終的に動くのは人です。
■⑧ 春は情報整理の練習期間
余裕のある春は、情報を取捨選択し行動に変える訓練に最適な時期です。
■まとめ|知識より動ける状態を作る
情報が多いほど安心するわけではありません。動けるかどうかが防災力です。
結論:
春の防災では、情報を集めすぎず、行動につながる必要最低限の情報に絞ることが重要です。
防災士として現場を見てきた経験から、情報を絞って行動基準を持っていた人ほど、災害時に迷わず安全な行動を取れていると強く感じています。

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