自宅では当たり前のようにWi-Fiを使い、スマホやパソコン、テレビ、家電までネットにつながっています。しかしそのWi-Fiルーター、不正アクセスやマルウェア感染に気づかないまま使っている可能性があることをご存じでしょうか。
災害時、通信は命綱になります。だからこそ「自宅Wi-Fiの安全性」は、防災の一部として考える必要があります。
■① Wi-Fiルーターは“見えない侵入口”
Wi-Fiルーターは常にインターネットとつながっており、攻撃対象になりやすい機器です。
・マルウェアに感染しても気づきにくい
・通信内容を盗み見される可能性
・知らない間に踏み台として悪用される
・個人情報やID・パスワード流出のリスク
特に古いルーターや更新されていない機器は要注意です。
■② 無料で使える公式チェックサービス「am I infected?」
自宅Wi-Fiが安全かどうかを、誰でも簡単に確認できるのが
「am I infected?」 という診断サービスです。
このサービスは
横浜国立大学 情報・物理セキュリティ研究拠点(吉岡研究室)
が運営しており、国や研究機関の委託研究をもとに提供されています。
営利目的ではなく、一般家庭向けに無料公開されている点が大きな安心材料です。
■③ 診断できる内容
「am I infected?」では次の点を確認できます。
・Wi-FiルーターがIoTマルウェアに感染していないか
・ルーターのファームウェア(OS)に既知の脆弱性がないか
※スマホやパソコン本体の診断ではなく、Wi-Fiルーター専用です。
■④ チェック方法は驚くほど簡単
手順はとてもシンプルです。
- 自宅Wi-Fiに接続した状態で
- Webブラウザから「am I infected?」にアクセス
- メールアドレスを入力
- 利用規約に同意して診断開始
- 数分後、届いたメールのURLを開く
問題がなければ
「◎問題は見つかりませんでした」
と表示されます。
注意点として、診断結果のURLは
最初にアクセスしたブラウザ・端末で開く必要があります。
■⑤ 防災の視点で見るWi-Fi診断の重要性
災害時には次の行動が一気に集中します。
・安否確認
・避難情報の取得
・行政サイト閲覧
・キャッシュレス決済
・家族・職場との連絡
このとき、Wi-Fiが乗っ取られていたり、通信が危険な状態だと
正しい情報が取れない・詐欺被害に遭うといった二次災害につながります。
■⑥ 診断で問題が出た場合の対策
もし警告や問題点が表示された場合は、次を検討してください。
・ルーターのファームウェア更新
・管理画面パスワード変更
・古いルーターの買い替え
・不要な遠隔管理機能の停止
特に5年以上使用しているルーターは、買い替えも現実的な防災対策です。
■まとめ|Wi-Fi点検は“家庭の防災点検”
消火器や非常食を点検するように、
Wi-Fiルーターも定期点検すべき防災設備の一つです。
・無料
・数分
・専門知識不要
この3点が揃った「am I infected?」は、
現代の家庭防災に必須のチェック項目と言えます。
災害時に慌てないためにも、
平常時の今こそ、自宅Wi-Fiの安全確認をしておきましょう。

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