旅行や出張で欠かせない空港の無料Wi-Fi。しかし近年、この「便利なインフラ」そのものがリスクになる時代に入っています。サイバー専門家や警察当局が相次いで警告しているのは、空港Wi-Fiを起点とした情報被害です。
災害時と同じく、油断した一瞬が大きな被害につながります。
■① 空港Wi-Fiは「安全そう」に見えるのが最大の罠
空港のWi-Fiは公式表示があり、多くの人が利用しています。そのため、
・公共機関=安全
・海外でも使われている=安心
・無料=公式
という誤解が生まれやすい環境です。しかし実際には、本物そっくりの偽Wi-Fi(Evil Twin)が簡単に設置できてしまいます。
■② 偽Wi-Fiで何が盗まれるのか
偽Wi-Fiに接続すると、攻撃者は次のようなことが可能になります。
・ID・パスワードの盗聴
・クレジットカード情報の窃取
・偽サイトへの誘導
・マルウェアの自動注入
・LINE・SNS・メールの乗っ取り
これは火災や地震と同じく、被害が起きてからでは遅い災害型リスクです。
■③ 危険なWi-Fiを見抜く4つのチェックポイント
空港Wi-Fiを使う前に、必ず次を確認してください。
・ネットワーク名に不自然な表記がないか
・生年月日やメール認証を要求してこないか
・URLが「https」で南京錠表示か
・空港職員や掲示板で正式名称が案内されているか
一つでも怪しければ、接続しない判断が最善の防災行動です。
■④ 最も安全なのは「使わない」選択
専門家が一致して勧めているのは、
・空港Wi-Fiは原則使わない
・スマホのモバイル通信を使う
・どうしても使うなら信頼できるVPN
という対応です。
これは「危険地域に近づかない」という防災の基本と同じ考え方です。
■⑤ iPhone・Androidで必ずやるべき設定
デジタル防災として、次の設定は必須です。
・Wi-Fiの自動接続をOFF
・使わない時はWi-Fi機能を完全OFF
・保存済みネットワークの削除
・OSを最新状態に更新
特にiPhoneはコントロールセンターのOFFでは不十分で、設定画面から無効化が必要です。
■⑥ 子ども・家族の端末が最大の盲点
自分が注意していても、
・子どものスマホ
・家族のタブレット
・ゲーム機
が自動接続してしまうケースは非常に多いです。
家庭内で「空港Wi-Fiは使わない」という共通ルール化が重要です。
■⑦ これは「通信トラブル」ではなく「生活被害」
Wi-Fi被害は単なるITトラブルではありません。
・資産流出
・個人情報漏えい
・アカウント乗っ取り
・二次詐欺被害
災害時の混乱と同様に、判断力が下がる場所ほど狙われるのが特徴です。
■⑧ 防災の本質は「最悪を想定すること」
地震が来ないことを願うより、
「来ても生き残れる準備」をする。
それと同じで、
「空港Wi-Fiが安全であること」を期待するより、
危険でも被害を受けない行動を取ることが防災です。
■まとめ|通信も“備えて遮断する”時代へ
これからの防災は、
・自然災害
・感染症
・詐欺
・サイバー被害
をまとめて考える必要があります。
結論:
空港Wi-Fiは便利だが、安全ではない。使わない判断こそ最強の防災行動である。
防災士として断言します。
命・資産・生活を守るために、通信にも「近づかない」「遮断する」備えを持ってください。

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