【防災士が解説】“災害時の突然の停電”でやるべき行動5つ|真っ暗になる前に知っておくべき準備

地震・台風・落雷・大雨が続くと、いつ起きてもおかしくないのが「突然の停電」。
停電は“予告なし”で発生し、夜間や雨の日は一瞬でパニック状態になります。ここでは、防災士として現場で重要視される「停電直後に絶対やるべき行動」をわかりやすくまとめます。

■① 真っ先に「明かり」を確保する
・スマホライト(短時間のみ)
・手回しライト
・ランタン(最強)
・LEDライト
・枕元に常備しておくと即使える

“暗闇での行動”が一番危険です。まずは光を確保。

■② ブレーカーを確認する
・建物の漏電で落ちた可能性
・一部の回路だけ落ちている場合も
・焦げ臭い匂いや煙があれば触らない
・復旧しない場合は電力会社の情報を確認

停電なのか、家のトラブルなのかを最初に切り分けます。

■③ 冷蔵庫は絶対に開けない
・開けると温度が一気に上昇
・閉めれば4〜6時間は冷気を保てる
・冷凍庫は12時間以上もつ場合あり
・“最初に開けるかどうか”が食材保存を左右

災害時は食料確保が最優先。「冷蔵庫を開けない」だけで勝てます。

■④ スマホの充電を節約モードに
・画面の明るさを最小
・省電力モードON
・Wi-Fi・BluetoothはOFF
・動画・SNSの無駄使いを抑える
・モバイルバッテリーを温存

停電の長期化に備え、通信手段は絶対に死守。

■⑤ 復旧時間を予測する
・電力会社の公式アプリ・HP
・SNSで地域情報をチェック
・近所が全部真っ暗なら大規模停電
・1〜3時間続く可能性も想定

情報が得られれば、不安が大きく減ります。

■停電中に絶対やってはいけない行動
・ロウソクを使う
・外の様子を見に外へ出る
・エレベーターに乗る
・ガスコンロをつけっぱなし
・暗闇で階段を歩く

特にロウソクは“停電火災”の原因になるため絶対NG。

■事前に準備しておくべき停電対策
・LEDランタン(必須)
・乾電池
・モバイルバッテリー
・飲料水
・非常食
・手回しラジオ
・懐中電灯(家族人数分)

“停電時に困る物”は、ほぼすべて光と電源に関係しています。

■まとめ
突然の停電は、真っ暗・不安・情報不足という“三重のストレス”になります。
しかし、光の確保・冷蔵庫管理・スマホ節電・ブレーカー確認など、たった数分の行動で安全と安心が大きく変わります。停電は「準備した人だけが強い災害」です。今日からできる備えを整えておきましょう。

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