自宅のWi-Fiは「家の中だから安全」と思われがちですが、実は最も見落とされやすいデジタルリスクの一つです。
もしWi-Fiルーターが不正アクセスやマルウェア感染を受けていれば、スマホ・パソコン・家族全員の通信が常に覗かれている状態になります。
これは空き巣に鍵を渡しているのと同じで、明確な“生活被害型の災害リスク”です。
■① 自宅Wi-Fiが狙われる理由
サイバー攻撃者は、企業よりも一般家庭のWi-Fiを好んで狙います。
理由は、防犯意識が低く、初期設定のまま使われているケースが非常に多いからです。
特に古いルーターや、更新されていない機器は、侵入口になりやすい状況です。
■② 不正アクセスされると何が起きるのか
Wi-Fiが侵害されると、次のような被害が発生する可能性があります。
通信内容の盗聴、偽サイトへの誘導、詐欺広告の挿入、個人情報の収集。
さらに、家族のスマホやPCが踏み台にされ、詐欺や攻撃の加害者側に回ることもあります。
■③ 「感染しているか」を簡単に調べる方法
専門知識がなくても、自宅Wi-Fiの状態を確認する方法があります。
Wi-Fiに接続した状態で、信頼できる診断サービスにアクセスし、メールアドレスを入力して診断を実行するだけで、ルーターの感染や脆弱性をチェックできます。
数分で結果が届き、問題があれば具体的な指摘が表示されます。
■④ 問題が見つかった場合の初動対応
異常が見つかった場合は、放置しないことが最重要です。
ルーターの管理画面に入り、ファームウェアを最新に更新し、初期パスワードを変更します。
それでも不安が残る場合は、ルーターの買い替えも現実的な防災行動です。
■⑤ 古いWi-Fiルーターは「危険設備」
5年以上前のWi-Fiルーターは、もはや防災の観点では危険設備です。
セキュリティ更新が終了している機種も多く、攻撃に無防備な状態で使われ続けています。
家の耐震補強と同じで、通信設備も定期的な更新が必要です。
■⑥ 家族全員が影響を受けるリスク
Wi-Fiの問題は、個人だけでなく家族全体に波及します。
子どものゲーム機、タブレット、高齢者のスマホなど、知らないうちに接続されている端末も含めて、すべてが影響を受けます。
だからこそ、家庭単位での対策が不可欠です。
■⑦ 防災としての「通信点検」という考え方
防災は、非常食や避難経路だけではありません。
電気・水・ガスと同じく、通信も生活インフラです。
通信が侵害されることは、生活基盤が破壊されることと同義です。
■⑧ 年に一度は必ずチェックする習慣を
地震対策の点検日があるように、
Wi-Fiも「年に一度の安全点検」を習慣化してください。
それだけで、詐欺・情報漏えい・二次被害の多くは防げます。
■まとめ|自宅Wi-Fiも「備える防災」の対象
自宅Wi-Fiは、見えないからこそ油断されがちです。
しかし侵害されれば、家族の生活・資産・信用に深刻な影響を与えます。
結論:
自宅Wi-Fiの安全確認は、現代の必須防災行動である。
防災士として強く伝えたいのは、「被害が出てからでは遅い」という一点です。
今すぐ、自宅の通信環境を点検してください。

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