災害は、昼間に起きるとは限りません。
実際、大地震や豪雨、津波警報の多くは夜中や明け方に発生しています。
防災士として現場で強く感じるのは、
「夜中の初動が、その後の生死を分ける」という現実です。
■① 夜中の災害が特に危険な理由
夜中の災害には、昼間にはないリスクがあります。
・人は深い睡眠状態にある
・判断力が著しく低下している
・家族が別々の部屋で寝ている
・暗闇で状況把握が難しい
ここに情報の遅れが重なると、被害は一気に拡大します。
■② 「気づけない」ことが最大のリスク
夜中の災害で最も怖いのは、
被害そのものよりも気づけないことです。
・マナーモードで通知に気づかない
・緊急速報が鳴らない設定
・スマホの充電切れ
これらはすべて、
平時の設定ミスが原因です。
■③ 夜中に本当に必要な通知は限られている
就寝中、すべての通知は必要ありません。
必要なのは、次の3つだけです。
・緊急地震速報
・避難指示・警戒レベル情報
・家族からの直接連絡
それ以外は、
夜中に鳴る必要はありません。
■④ 就寝前に必ず確認したいデジタル防災設定
今日からできる対策は、とてもシンプルです。
・緊急速報は必ずON
・「おやすみモード」でも例外設定
・家族の着信は常に許可
・就寝前に充電を確認
これは、
夜中の非常持ち出し袋と同じ役割です。
■⑤ 高齢者・子どもがいる家庭ほど重要
夜中の災害は、
情報弱者ほど危険にさらされます。
・高齢者は通知音に気づきにくい
・子どもは一人で判断できない
だからこそ、
家族内で次のルールを共有してください。
・夜中に鳴ったら必ず起きる
・一人で判断しない
・声をかけ合う
■⑥ 夜中こそ「情報は最小限」が正解
夜中に大量の情報が流れ込むと、
・混乱する
・動けなくなる
・判断が遅れる
という事態が起きます。
夜中は、
情報は少なく、行動は早くが鉄則です。
■⑦ 防災は「寝る前」から始まっている
防災というと、
避難訓練や備蓄を思い浮かべがちです。
しかし実際には、
・通知設定
・充電
・置き場所
といった寝る前の習慣が、
夜中の命を守ります。
■まとめ|夜中の1分が、朝を迎えられるかを決める
夜中の災害では、
・気づけるか
・起きられるか
・動けるか
この3つがすべてです。
スマホは、
夜中にこそ真価を発揮する防災ツール。
「鳴らない安心」より、
「鳴る安全」を選ぶ。
それが、
これからのデジタル防災の基本です。

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