【防災士が解説】防災×デジタル防災|「仕事中」が一番判断を誤る?業務中の災害とデジタル情報の落とし穴

災害は休日や夜間だけに起きるものではありません。
むしろ現実には、平日の仕事中に発生することの方が圧倒的に多いです。

そして仕事中は、防災上もっとも「判断を誤りやすい時間帯」でもあります。


■① 仕事中は「責任感」が判断を遅らせる

仕事中に災害が起きると、多くの人がこう考えます。

・途中で席を離れていいのか
・上司の指示を待つべきか
・顧客対応を優先すべきか

この責任感と遠慮が、避難の初動を遅らせます。


■② 実際に多い仕事中の初動ミス

現場で繰り返し見てきたのは、次のような行動です。

・メールや業務連絡を優先する
・PCや書類を守ろうとする
・「様子見」で動かない
・周囲が動かないから動けない

災害時に「仕事を続ける判断」は、最も危険です。


■③ デジタル情報が逆に邪魔になる瞬間

仕事中は常に、

・メール
・チャット
・社内システム
・業務アプリ

が鳴っています。

そこに災害情報が重なると、
重要度の判断が一瞬遅れるのです。

「どれが本当に命に関わる情報か」
これを瞬時に見極めるのは簡単ではありません。


■④ 仕事中こそ「音」と「合図」を優先

仕事中のデジタル防災で重要なのは、

・緊急地震速報の音
・社内放送
・館内アナウンス

画面より音、文章より合図です。

業務用端末ではなく、
人の声や警報音を最優先してください。


■⑤ 職場で決めておくべきデジタル防災ルール

職場では、平時から次を共有しておく必要があります。

・災害時は業務より安全最優先
・上司の指示を待たず命を守る
・社内チャットより避難行動
・PCやデータは放置でOK

これを「個人判断」に任せてはいけません。


■⑥ 在宅勤務・テレワークの落とし穴

テレワーク中も仕事中です。

・自宅だから油断する
・会議を切りづらい
・イヤホンで警報に気づかない

デジタル防災としては、

・警報音は必ずON
・会議中でも即中断
・一人でも避難判断

が命を守ります。


■⑦ 防災士として強く伝えたい現場の教訓

災害時に何度も聞いた言葉があります。

「仕事を放り出してよかったのか…」

結論はひとつです。

よかったに決まっています。

仕事は代わりがいます。
あなたの命の代わりはいません。


■まとめ|仕事中の防災は「止める勇気」

仕事中の災害対応で最も大切なのは、

・作業を止める
・画面から目を離す
・人として行動する

デジタル防災とは、
業務効率より命を優先できる仕組みです。

職場こそ、防災の質が問われます。
今日からぜひ、
「仕事中の防災」を職場で話題にしてください。

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