花粉症対策として、
・抗アレルギー薬
・点鼻薬
・点眼薬
に加え、注射(減感作療法・生物学的製剤など)を受けている人も増えています。
しかし災害時、この「注射」が大きなリスクになることはあまり知られていません。
■① 花粉症の「注射治療」とは
花粉症の注射には主に、
・アレルゲン免疫療法(減感作療法)
・重症例への生物学的製剤
があります。
これらは定期的な通院と継続治療が前提です。
■② 災害時に起こり得る3つの問題
災害が起きると、
・医療機関が休止・縮小
・交通網が寸断され通院不可
・薬剤の供給が止まる
といった事態が発生します。
注射治療は「受けられない=中断」になりやすい治療です。
■③ 治療中断によるリスク
注射治療が中断すると、
・症状の急激な悪化
・薬が効きにくくなる
・生活の質が大きく低下
といった影響が出ることがあります。
避難所生活でこれが重なると、心身の消耗が一気に進みます。
■④ 注射治療中の人が平時に備えるべきこと
防災の視点で重要なのは、
・治療内容を家族が把握している
・通院先の連絡先を控えている
・主治医に「災害時の対応」を確認しておく
ことです。
「もし注射が打てなかったらどうするか」を事前に決めておきましょう。
■⑤ 代替手段を必ず確認しておく
注射が受けられない場合に備え、
・内服薬への一時的切り替え
・市販薬で対応可能か
・症状が出た場合の受診目安
を主治医に確認しておくことが重要です。
これは命を守る医療のBCP(事業継続計画)です。
■⑥ 避難所で注射の話は伝えていい
避難所では、
・体調の申告を遠慮してしまう
・アレルギーを軽視されがち
ですが、注射治療中であることは重要な医療情報です。
保健師や医療支援チームには必ず伝えましょう。
■⑦ 子ども・高齢者は特に注意
注射治療を受けているのが、
・子ども
・高齢者
の場合、症状悪化の影響はより深刻です。
家族が「治療内容を説明できる状態」を作っておくことが不可欠です。
■⑧ 防災は「治療の継続」まで考える
防災というと、
・食料
・水
・避難場所
が注目されがちですが、
慢性疾患・アレルギー治療の継続も立派な防災です。
■まとめ|注射治療も「止まる前提」で備える
花粉症の注射治療は、
・平時は有効
・非常時には止まりやすい
という特徴があります。
だからこそ、
・代替策を知る
・家族と共有する
・主治医と事前に相談する
これが「デジタル防災」「医療防災」の一部です。
治療が続かない状況を想定することこそ、命を守る備えです。

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