【防災士が解説】防災×引っ越し|「身の丈に合っていない家賃」が災害時に生活を壊す理由

引っ越しを考えるとき、
・きれいな部屋
・駅近
・新築
・設備の充実

に目が行きがちです。
しかし、防災の視点で見ると最も危険なのは「身の丈に合っていない家賃」です。

これは贅沢の問題ではなく、災害時の生活継続力に直結します。


■① 家賃が高い家ほど「余力」がない

家賃が収入ギリギリの場合、
・貯蓄ができない
・備蓄にお金を回せない
・非常時の出費に耐えられない

という状態になりがちです。

災害は「想定外の出費」を確実に生みます。


■② 災害時に一気に増える支出

被災すると、次のような出費が重なります。

・非常食・水の買い足し
・モバイルバッテリー・電源
・一時的な宿泊費
・修理費・交通費
・仕事を休んだ分の収入減

家賃が重いと、一発で家計が崩れます。


■③ 「住み続けられない家」は防災的に失敗

災害後、
・収入が減る
・生活費が増える

この状態で高い家賃を払い続けるのは現実的ではありません。

結果として、
・やむを得ず退去
・転居を繰り返す
・生活再建が遅れる

という悪循環に陥ります。


■④ 在宅避難は「家賃の余力」があってこそ

在宅避難を成立させる条件は、
・家が無事
・ライフラインが一部使える
・備蓄がある

そしてもう一つ、
生活費に余力があることです。

家賃が重いと、在宅避難を選べません。


■⑤ 防災的に適正な家賃とは

一般論ですが、防災の観点では

手取り収入の25%以下

に家賃を抑えるのが理想です。

・残りで貯蓄
・備蓄
・保険
・非常時対応

を回せる家計が、災害に強い家計です。


■⑥ 「少し狭い・少し古い」は防災的に正解

防災では、
・新しさ
・豪華さ

よりも、

・固定費が低い
・維持費が安い
・無理なく住み続けられる

ことが重要です。

多少狭くても、多少古くても、
生活に余白がある家の方が圧倒的に強いです。


■⑦ 引っ越しは「平時の判断」がすべて

災害が起きてから、
「家賃を下げたい」
「余力が欲しい」
と思っても、簡単には動けません。

だからこそ、
引っ越しは最大の防災行動なのです。


■まとめ|家賃は「防災力」を削る固定費

防災とは、
・避難
・備蓄
・情報

だけではありません。

生活を続ける力そのものです。

身の丈に合っていない家賃は、
平時では気づきにくく、
災害時に確実に牙をむきます。

引っ越しを考えるなら、
「安心して払い続けられるか」
「災害後も暮らせるか」

この視点を、必ず持ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました