災害時の食支援は「量」が優先されがちです。
しかし現場では、量が足りていても“食べられない人”が必ず生まれます。
それが、食物アレルギーを抱える人たちです。
■① 災害時、アレルギー対応食はほぼ届かない
避難所に届く支援食は、
パン
おにぎり
カップ麺
アレルゲンを含む食品が中心で、
除去食・代替食は極端に少ないのが現実です。
■② 「食べられない=飢餓」になる
アレルギーのある人は、
配られても食べられない
代替がない
自己申告しづらい
結果として、
配給があっても実質的に飢餓状態に陥ります。
■③ 子どもほどリスクが高い
乳・卵・小麦などの主要アレルゲンは、
子どもに多い。
災害時に
成長期の栄養不足
低血糖
脱水
が重なると、
健康被害が一気に表面化します。
■④ 現場では「わがまま」と誤解されやすい
「みんな我慢している」
「贅沢は言えない」
こうした空気が、
アレルギー申告をためらわせ、
静かな健康被害を生みます。
■⑤ SDGs目標2は“公平な食”を求めている
量が平等
ではなく
食べられることが平等
これがSDGs目標2の本質です。
災害時ほど、この視点が欠かせません。
■⑥ 家庭備蓄が命を守る現実
アレルギー対応は
支援に期待しない。
これが現場の鉄則です。
少量でも、
自分専用の安全な食料を備蓄することが、
最大の防御になります。
■⑦ 自治体備蓄の課題と限界
自治体も対応を進めていますが、
品目数
保管期限
配布方法
には限界があります。
個別対応は、まだ十分とは言えません。
■⑧ 飢餓ゼロは「見えない人」を想像できるか
多数派に合わせた支援だけでは、
必ず取り残される人が出ます。
アレルギー対応は、
災害時の“想像力”の試金石です。
■まとめ|食べられない人を想定できてこそ飢餓ゼロ
災害時の飢餓は、
食料不足だけで起きるものではありません。
結論:
「災害時の飢餓対策は、アレルギー対応を含めて完成する。」
防災士として、
配給を前に泣き崩れる保護者を何度も見ました。
食の備えは、個別性まで考えてこそ本物です。

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