【防災士が解説】防災×SDGs目標3|避難所で体調を崩す人が続出する本当の理由

災害時、避難所にたどり着いて「助かった」と思った後、体調を崩す人が急増します。これは偶然ではなく、構造的な問題です。SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」を防災で考えると、避難所の環境そのものが大きな課題になります。


■① 避難所は「健康を回復する場所」ではない

避難所は命をつなぐ場所であって、
・休養
・療養
・回復
に最適な環境ではありません。この前提を理解することが重要です。


■② 体調不良が増える三大要因

避難所で多い体調悪化の原因は、
・睡眠不足
・冷え・暑さ
・水分不足
です。どれも医療以前の生活環境が原因です。


■③ エコノミークラス症候群は今も起きている

段ボールベッドが普及しても、
・長時間同じ姿勢
・水分摂取の遠慮
は完全に防げていません。特に高齢者ほどリスクが高くなります。


■④ 感染症は「避難所で広がる」

インフルエンザ、胃腸炎、コロナなどは、
・人の密集
・換気不足
で一気に拡大します。災害後の二次被害として最も多いのが感染症です。


■⑤ 心の不調は見えにくい

不眠、不安、食欲不振、無気力など、
心の不調は表に出にくく、
「我慢してしまう人」ほど悪化します。


■⑥ 在宅避難が健康を守る場合もある

自宅が安全な場合、
・慣れた環境
・プライバシー
を保てる在宅避難の方が健康面では有利なこともあります。


■⑦ 「みんな同じ」は健康を守らない

避難所では平等を重視しますが、
・高齢者
・子ども
・持病がある人
には同じ対応では不十分です。配慮が必要です。


■⑧ SDGs的に考える避難所の役割

SDGs目標3の視点では、
避難所は「命を守る最低ライン」から
「健康を維持する空間」へ進化させる必要があります。


■まとめ|避難所=安全ではない

避難所に行けば安心、という考えは危険です。

結論:
健康を守るには避難後の生活環境が鍵

防災士として被災地で感じたのは、「避難できた後に体調を崩す人」が想像以上に多い現実でした。健康を守る防災は、避難所の外も含めて考える必要があります。

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