【防災士が解説】防災×SDGs目標3|災害時に見落とされがちな「心の健康」とメンタル不調

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」は、身体の健康だけでなく心の健康も含みます。災害時、実は最も長く影響が残るのがメンタル面のダメージです。現場での経験を踏まえ、心の健康に焦点を当てて解説します。


■① 災害は心に「見えない傷」を残す

災害後、
・不眠
・強い不安
・集中力低下
・無気力
といった症状が多く見られます。
外傷がなくても、心は大きなストレスを受けています。


■② 避難生活がメンタルを消耗させる理由

避難所では、
・プライバシーがない
・生活リズムが崩れる
・常に人の目がある
状態が続きます。
これが心の疲労を加速させます。


■③ 「自分だけ大丈夫」が危険なサイン

被災直後は
「自分は平気」
「もっと大変な人がいる」
と感情を抑え込みがちです。
しかし後から一気に不調が表面化するケースが多発します。


■④ 子どもと高齢者に出やすい変化

子どもは
・夜泣き
・甘えが強くなる
・無口になる

高齢者は
・食欲低下
・活動量低下
・認知機能の低下

といった形で現れやすくなります。


■⑤ 心の健康を守る「環境づくり」

・少しでも横になれる場所
・静かな時間
・安心できる会話
これだけでもメンタル負荷は大きく軽減されます。


■⑥ 情報過多が不安を増幅させる

災害時は
・SNS
・テレビ
・噂話
が不安を煽りやすいです。
情報を「遮断する時間」も必要です。


■⑦ SDGs目標3は復旧スピードにも直結

心の健康が守られないと、
・片付けが進まない
・手続きが滞る
・仕事復帰が遅れる
結果として生活再建が長期化します。


■⑧ 平時からできるメンタル防災

・家族での役割分担
・連絡手段の確認
・「困ったら頼る」共通認識
これが災害時の心の支えになります。


■まとめ|心の健康も命を守る防災

災害は体だけでなく心にも大きな負荷を与えます。

結論:
メンタルケアも防災の一部である

防災士として、心のケアが行き届いた避難所ほど回復が早い現場を数多く見てきました。健康と福祉は、心と体の両方を守ってこそ成立します。

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