多くの学校で防災訓練は実施されています。
しかし現場を見ていると、「やっている」と「身についている」はまったく別物だと痛感します。
■① なぜ防災訓練は形だけになりやすいのか
毎年同じ時期、
同じ放送、
同じ避難経路。
安心感はありますが、実災害はこの通りに起きません。
■② 実際に多かった失敗
被災地で多かったのは、
・訓練と違う揺れ方で動けなかった
・先生の指示待ちで避難が遅れた
・想定外の場所にいたため迷った
というケースです。
■③ 現場で見た“誤解されがちポイント”
「訓練していたから大丈夫」
という思い込みが、
逆に判断を遅らせる原因になることがあります。
■④ 行政側が言いにくい本音
すべての学校に最適な訓練モデルは存在しません。
地域特性、校舎構造、児童生徒の状況で変える必要があります。
■⑤ 命を守る訓練に変える工夫
・避難経路を毎回変える
・正解を教えない訓練
・児童生徒に判断を任せる場面を作る
これだけで訓練の質は激変します。
■⑥ SDGs目標4が示す防災教育の方向性
SDGs目標4は「質の高い教育」。
防災でも「実際に使える力」を育てることが本質です。
■⑦ 学校現場でできる小さな改革
特別な設備は不要です。
問いを投げかけるだけで、防災教育は進化します。
■⑧ 防災訓練は評価されるべき学び
避難の速さではなく、
考え方・連携・修正力を評価する視点が重要です。
■まとめ|訓練は「慣れさせる」ものではない
防災訓練は安心を与えるためではありません。
結論:
防災訓練は「考える力」を鍛える教育である
防災士として被災地を見てきた経験から言えるのは、訓練で考える経験をした人ほど、非常時に強いという事実です。

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