SDGs目標3は「健康と福祉」。
災害現場で真っ先に問題になるのは、ケガよりも持病の悪化です。
防災は、薬を切らさない準備から始まります。
■① 災害で最初に止まるのは「通院」
地震や豪雨が起きると、
・病院が閉まる
・道路が寸断される
・交通機関が止まる
という状況が一気に発生します。
通院できない=治療が止まる、という現実があります。
■② 薬が切れると何が起きるのか
高血圧、糖尿病、心疾患、喘息。
これらは数日〜1週間の中断でも、症状が急変することがあります。
災害関連死の多くは、こうした慢性疾患の悪化です。
■③ 若い世代ほど油断しやすい
「まだ若いから大丈夫」
「数日なら平気」
そう思われがちですが、
・喘息発作
・てんかん
・メンタル不調
などは年齢に関係なく起きます。
SDGs目標3は、全年代に関係します。
■④ 避難所で薬はすぐにもらえる?
避難所に薬が届くまでには時間がかかります。
しかも、
・同じ薬があるとは限らない
・用量が合わない
・医師の判断が必要
という制約があります。
「避難所に行けば何とかなる」は危険です。
■⑤ 薬の防災備蓄の考え方
最低でも、
・常用薬は7日分
・処方内容のメモ
・お薬手帳のコピー
を準備しておきましょう。
スマホ撮影でも構いません。
■⑥ 在宅避難こそ薬の有無が分かれる
在宅避難は快適に見えますが、
薬が切れた瞬間にリスクが跳ね上がります。
「家にいる=安全」ではありません。
薬があって初めて在宅避難は成立します。
■⑦ 心の薬も命を支える
睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬。
これらは「贅沢品」ではありません。
急な中断は、
・不眠
・パニック
・判断力低下
につながり、避難行動そのものを妨げます。
■⑧ 平時からできる小さな準備
・処方日数を意識する
・余裕をもって受診する
・災害時対応を医師に相談する
これだけで、健康リスクは大きく下がります。
■まとめ|薬は「医療」ではなく「防災」
災害時、
命を守るのは救急車ではありません。
手元にある薬です。
結論:
「薬を切らさない準備こそ、SDGs目標3の実践」
防災士として、
薬の備えは最優先事項だと伝え続けます。

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