災害時、多くの人が最初に頼るのはスマホです。
しかし被災地では、
「電話がつながらない」
「LINEが届かない」
という声が必ず出ます。
SDGs目標9の“通信インフラ”を、防災の現場から考えます。
■① 災害時、通信は真っ先に不安定になる
地震・豪雨・台風では、
・基地局の停電
・回線の輻輳
・設備点検による停止
が同時に起きます。
「壊れていないのに使えない」状態が多発します。
■② 実際に多かった失敗
被災地で多かったのは、
「スマホさえあれば大丈夫と思っていた」
という声です。
充電が切れ、通信も不安定になり、
情報から完全に孤立してしまうケースが後を絶ちません。
■③ 通信インフラは“共有資源”という誤解
通信は個人のものではなく、
みんなで使う資源です。
一斉発信・一斉安否確認は、
逆に通信を詰まらせてしまいます。
■④ 現場で見た“誤解されがちポイント”
「非常時は連絡を取り合うべき」
これは正しいですが、
同時にやると危険です。
災害時は
・連絡する人
・待つ人
を決めておく必要があります。
■⑤ 行政側が言いにくい本音
「全員分の通信を守るのは不可能」
これが現実です。
だからこそ行政は
・防災無線
・掲示板
・巡回広報
といった多重化を進めています。
■⑥ SDGs目標9が示す“強靭性”とは
通信インフラの強さとは、
速さではなく
途切れても代替できる力です。
アナログ手段の重要性がここにあります。
■⑦ 個人ができる通信防災
・災害用伝言ダイヤルの体験
・家族の集合ルール決め
・連絡頻度を減らす意識
これだけでも通信混乱は減らせます。
■⑧ 未来の通信インフラに必要な視点
・地域Wi-Fi
・メッシュ通信
・オフライン共有
技術革新は「非常時基準」で考える必要があります。
■まとめ|通信は“使わない勇気”が命を守る
災害時、通信は貴重な資源です。
使う判断、使わない判断が
生死を分けることがあります。
結論:
通信防災とは「沈黙も戦略」にすること
防災士として被災地で強く感じたのは、
「つながらない前提で備えた人ほど冷静だった」という事実です。

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