「人の役に立ちたい」
その思いはとても尊いものです。
しかし、災害ボランティアの現場では、良かれと思った行動が逆効果になることが少なくありません。
■① 勝手な判断は絶対にしない
現地では、すべての活動に意味と優先順位があります。
「こっちの方が早い」「これもやった方がいい」
という自己判断は、現場を混乱させる原因になります。
■② 指示系統を守る
災害ボランティアセンター → 班リーダー → ボランティア
この指示系統は必ず守る必要があります。
指示を飛ばした行動は、安全管理上も非常に危険です。
■③ 被災者への声かけに注意
善意でも、
・根掘り葉掘り聞く
・励ましすぎる
・体験談を語る
ことは逆効果になる場合があります。
基本は「必要なことだけ、静かに、丁寧に」です。
■④ 写真撮影・SNS投稿は厳禁
被災地での写真撮影やSNS投稿は、
原則として禁止されています。
被災者のプライバシーと尊厳を最優先に考えましょう。
■⑤ 無理をしない・させない
体調不良や疲労を感じたら、必ず申し出てください。
無理をして倒れると、支援する側が「支援される側」になってしまいます。
■⑥ 天候・災害二次被害への警戒
余震
豪雨
土砂崩れ
熱中症
災害現場には常に二次被害のリスクがあります。
少しでも危険を感じたら、即中断が原則です。
■⑦ 被災地の資源を使わない
水・食料・トイレ・燃料
これらは被災者のものです。
ボランティアは完全自己完結が基本です。
■⑧ 「ありがとう」を求めない
災害ボランティアは感謝されるための活動ではありません。
反応が薄くても、それは被災者の心が疲れている証拠です。
■まとめ|注意点を守ることが最大の支援
災害ボランティアで最も大切なのは、
「目立たず、迷惑をかけず、支える」姿勢です。
結論:
善意ほど、ルールでコントロールする必要がある
防災士として現場を見てきましたが、注意点を理解している人ほど、被災地に本当に必要とされます。

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