避難所でよく聞くのが「ダンボールベッドが足りない」「まだ届かない」という声です。しかし防災の現場では、待つより先に動いた人たちが生活環境を大きく改善してきました。ダンボールベッドは、無ければ“作る”という発想が何より重要です。
■① 避難所生活で一番つらいのは床で寝ること
床に直接寝る生活は、冷え・湿気・硬さによって体力を奪います。腰痛や関節痛、睡眠不足が重なり、数日で体調を崩す人も少なくありません。
■② ダンボールは避難所に必ず集まる資材
支援物資や備蓄品の搬入により、避難所には必ずダンボールが集まります。特別な物資がなくても、材料はすでに揃っている状態です。
■③ 「無いから無理」が一番のリスク
ダンボールベッドが届くまで我慢する、誰かが作ってくれるのを待つ。この思考が、体調悪化や生活環境の悪化を招きます。防災では待つこと自体がリスクになります。
■④ 作ることで得られるのは寝床以上の価値
ダンボールベッドを作る作業は、体を動かし、会話を生み、避難所に役割を生み出します。これは精神的な安定にも大きく寄与します。
■⑤ 正解は一つではない
高さや形が完璧でなくても、床から体を離せれば十分です。防災では「100点」を目指すより、「今できる60点」を早く作ることが重要です。
■⑥ みんなで作れば時間も負担も減る
一人で作ろうとすると大変ですが、数人で分担すれば短時間で完成します。子どもや高齢者も、折る・運ぶ・支えるなど役割を持てます。
■⑦ 作れる人が一人いるだけで空気が変わる
誰かが動き始めると、「自分もやろう」という空気が生まれます。ダンボールベッド作りは、避難所の雰囲気を前向きに変えるきっかけになります。
■⑧ 日常での経験が本番で生きる
平時に一度でも作った経験があれば、災害時に迷わず動けます。自治会や学校での簡単な体験が、実際の避難所で大きな力になります。
■まとめ|無ければ作るが防災の基本
災害時に必要なのは、完璧な物資ではなく、状況に合わせて動く力です。
結論:
ダンボールベッドは「届くのを待つ物」ではなく「作れる物」
防災士として、ダンボールベッドを自分たちで作った避難所ほど、体調不良者が少なく、雰囲気も落ち着いているのを見てきました。無いなら作る。その一歩が、避難所生活を確実に変えます。

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