災害時に自律的に動ける人と、動けなくなる人の差は、知識量ではありません。その差は「体験の有無」です。防災の現場で感じるのは、日頃から遊び感覚で訓練していた人ほど、非常時に自然と体が動くという事実です。自律型避難は、楽しみながら身につけることが最も効果的です。
■① 真面目すぎる訓練は続かない
形式的で堅い防災訓練は、参加者の記憶に残りにくく、次につながりません。
「楽しい」「またやりたい」と思える訓練こそが、防災力を積み上げます。
■② 遊びは最高のシミュレーション
ダンボール工作、秘密基地づくり、テント設営。
これらはすべて、避難所で必要になる「空間づくり」の練習です。遊びの延長で、自律型避難の基礎が身につきます。
■③ 子どもが主役になる防災は強い
子どもは遊びの中で工夫する天才です。
子どもが考え、動き、大人に教える立場になることで、家庭や地域の防災意識が一気に高まります。
■④ 「無い設定」で遊ぶと力が育つ
あえて道具を制限し、「これだけで何ができる?」と考える遊びは、自律型避難そのものです。
無い前提で考える癖が、本番で生きます。
■⑤ 正解を教えないことが重要
遊び感覚の訓練では、完成形を最初に示しません。
考え、試し、失敗する経験が、「自分で判断する力」を育てます。
■⑥ 大人も一緒に本気で遊ぶ
大人が本気で楽しんでいる姿は、子どもにも地域にも伝わります。
自律型避難は、「やらされる訓練」では根づきません。
■⑦ 日常に溶け込ませると特別感が消える
キャンプ、運動会、地域イベント。
防災を日常の遊びに組み込むことで、「非常時だけのもの」ではなくなります。
■⑧ 楽しかった記憶は本番でよみがえる
人は、楽しかった体験ほど強く覚えています。
災害時、その記憶が行動を後押しします。
■まとめ|遊びは最強の防災訓練
自律型避難は、訓練の回数より「体験の質」で決まります。
結論:
遊び感覚で身につけた防災力が、非常時に自然と発揮される
防災士として、遊びながら学んできた人ほど、災害時に迷わず動けている姿を見てきました。
自律型避難は、怖さで教えるものではありません。
楽しさの中で育てるからこそ、本当の力になります。

コメント