【防災士が解説】停電した瞬間に“まずやるべき5つ”|真っ暗でも慌てない初動対応マニュアル

突然の停電。
真っ暗の中でパニックになり、
ケガ・火災・情報断絶が起きることがあります。

でも実は、停電直後の“最初の3分”で
被害の7割が防げます。

ここでは元消防職員・防災士として、
停電した瞬間にやるべき最重要行動をまとめます。


■ 停電したらまずやるべき5つ(最重要)

① 足元の安全を確保
② 懐中電灯・ランタンをつける(スマホは予備扱い)
③ 火を使っていたら消す
④ ブレーカーの確認
⑤ 情報源(ラジオ・スマホ)を確保

この5つだけで、停電時のリスクは大幅に減ります。


■ ① 足元の安全確保(ケガの8割がここ)

● ガラス
● 物の落下
● 家具のズレ
● 子どものおもちゃ

暗闇の中で“踏むだけ”でケガをします。
まずは その場で止まり、足元を確認


■ ② 懐中電灯・ランタンをつける(スマホはすぐ使わない)

停電で一番やってしまうミスは
“スマホのライトを使い続けてバッテリー切れ”。

停電時はスマホが命綱になるため、
ライトは懐中電灯 or ランタンを先に使う。


■ ③ 火を使っていたらすぐ消す

停電の瞬間、
● ガスコンロ
● IH
● 石油ストーブ
などを使用している可能性があります。

停電→復旧のタイミングで
“火災が最も発生しやすくなる”ため
まず消火が最優先。


■ ④ ブレーカー確認(原因特定につながる)

● 自宅のトラブル(漏電・過負荷)なのか
● 地域全体の停電なのか

ブレーカーを確認するだけで判断できます。


■ ⑤ 情報源を確保(情報断絶=危険)

● ラジオ
● スマホ
● 防災アプリ
● 自治体の通知

スマホは節電モードにし、
「本当に必要な時だけ」使う のが鉄則です。


■ 停電後にやってはいけないNG行動

● ろうそくを使う(火災原因No.1)
● 冷蔵庫を何度も開ける
● 暗闇で移動し続ける
● SNSで不確実な情報を信じる
● 車の中でスマホ充電“だけ”のためにエンジンをかけっぱなし

停電時は“誤った行動”が命取りになります。


■ 停電が長引く時に必要な備え

● ランタン × 2〜3
● モバイルバッテリー
● 乾電池
● カセットコンロ
● 水(3L/人)
● 簡易トイレ
● レトルト食品

停電=断水の可能性が高いので、水の備蓄は最重要。


■ まとめ(停電は初動で9割決まる)

停電した瞬間は、
“真っ暗+情報ゼロ+危険物だらけ” の状態。

しかし
● 足元安全
● ライト点灯
● 火の確認
● ブレーカー
● 情報確保
この5つだけで、安全はほぼ守れます。

家族でも共有しておくと、
夜間の突然の停電でも慌てません。


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