【防災士が解説】自律型避難としての車中泊|必要なものと知っておくべき知識

大規模災害時、避難所に入らず「車中泊」を選択する人は少なくありません。防災の現場でも、車中泊は立派な避難の一形態であり、自律型避難の代表例です。ただし、準備と知識がなければ危険を伴う避難にもなります。ここでは、防災士の視点から、車中泊に必要なものと必ず知っておきたい知識を整理します。


■① 車中泊は「避難所の代わり」ではなく「一つの選択肢」

車中泊は快適さを求めるものではありません。
混雑回避、感染症対策、プライバシー確保など、自分や家族を守るための選択肢の一つです。


■② 必要なもの①|寝るための装備

車中泊で最も重要なのは睡眠環境です。
マット、毛布、寝袋、段差を埋めるクッションなど、体を冷やさず休める準備が不可欠です。


■③ 必要なもの②|寒さ・暑さ対策

季節を問わず、車内は想像以上に冷えたり熱がこもったりします。
防寒着、カイロ、サンシェード、窓用断熱材などが体温管理を助けます。


■④ 必要なもの③|電源と情報手段

スマートフォンは情報と連絡の生命線です。
モバイルバッテリー、車載充電器、ラジオは必須装備になります。


■⑤ 必要なもの④|衛生・トイレ対策

車中泊で最も困るのがトイレ問題です。
携帯トイレ、ウェットティッシュ、消毒用品を備えておくことで、行動範囲が広がります。


■⑥ 必ず知っておく知識①|エコノミークラス症候群

長時間同じ姿勢でいると、血栓ができる危険があります。
こまめに足を動かす、水分をとる、可能なら車外で体を動かすことが重要です。


■⑦ 必ず知っておく知識②|エンジンと換気の注意

寒さ対策でエンジンをかけ続けるのは非常に危険です。
一酸化炭素中毒を防ぐため、原則として停車中のアイドリングは避ける意識が必要です。


■⑧ 車中泊も「自分たちで整える避難」

車中泊でも、あるもので環境を整える工夫が求められます。
座席配置、荷物の置き方、休憩の取り方など、考える力が自律型避難を支えます。


■まとめ|車中泊も立派な自律型避難

車中泊は、準備と知識があれば有効な避難手段になります。

結論:
車中泊は「知っているかどうか」で安全性が大きく変わる自律型避難

防災士として、事前に車中泊の準備と知識を持っていた人ほど、落ち着いて避難生活を送れている姿を見てきました。
車中泊は場当たり的に行うものではありません。平時から考え、備えることが命を守ります。

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