【防災士が解説】自律型避難としての車中泊|向かない車の特徴と注意点

車中泊は有効な自律型避難の手段ですが、すべての車が適しているわけではありません。防災の現場では、「車はあるのに休めない」「逆に体調を崩した」というケースも見てきました。ここでは、車中泊に向かない車の特徴と、その理由を整理します。


■① フルフラットにならない車

座席を倒しても段差が大きく、体をまっすぐ伸ばせない車は、長時間の車中泊に不向きです。無理な姿勢は睡眠不足や腰痛の原因になります。


■② 荷室が極端に狭い車

荷物を置くと寝るスペースが確保できない車では、生活空間が成り立ちません。避難時は物が増えるため、余裕のない車はストレスが溜まりやすくなります。


■③ 換気がしにくい構造の車

窓が少なく、少しも開けられない車は、結露や空気のこもりが起きやすくなります。体調不良や不快感につながるため注意が必要です。


■④ 燃費が極端に悪い車

移動や充電のためにエンジンをかける機会が増えると、燃費の悪さは大きな不安要素になります。燃料補給が難しい災害時には致命的です。


■⑤ 車高が低すぎる車

段差や瓦礫、未舗装路で底を擦りやすい車は、災害時の移動に不向きです。安全な場所までたどり着けない可能性があります。


■⑥ 電源が取りにくい車

シガーソケットが使いにくい、電源容量が小さい車は、情報収集や充電に支障が出ます。車中泊では電源確保が重要です。


■⑦ 遮光性が低い車

外から丸見えになる車は、プライバシーの確保が難しく、精神的な疲労が溜まりやすくなります。避難が長引くほど影響が出ます。


■⑧ 工夫で補える場合もある

向かない車でも、マット・段差解消・サンシェードなどの工夫で一定の改善は可能です。大切なのは、自分の車の弱点を知っておくことです。


■まとめ|車中泊は車選びと理解が重要

車中泊は「車があればできる」ものではありません。

結論:
自分の車の特性を理解することが、安全な自律型避難への第一歩

防災士として、事前に車の弱点を把握し工夫していた人ほど、車中泊でも落ち着いて避難できていました。
自律型避難では、車を過信せず、使いこなす視点が命を守ります。

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