緊急地震速報が鳴った瞬間、
たった3〜5秒の行動が生死を分けます。
これは揺れてからでは間に合わない“初動専用の行動”です。
■ 室内の場合:最優先は「頭を守る姿勢」
① 低く構える
② 頭を守る(手・バッグ・クッションなど何でもOK)
③ 落下物の少ない場所へ1歩だけ移動
④ 揺れが収まるまで動かない
机の下が近い場合は入る。
遠い場合は無理して移動せず“その場で頭を守る”ことが最強。
■ キッチンにいる場合:その場から1歩離れる
● 包丁
● 熱い鍋
● ガラス戸
キッチンは家の中でも最危険。
1歩下がるだけで危険物から距離が取れる。
■ トイレ・風呂の場合:無理に移動しない
狭い空間は落下物が少ないため安全性が高い。
無理に外へ出ようとすると転倒やドアの衝撃でケガをしやすい。
■ 子どもがそばにいる場合
① 自分が頭を守る姿勢をとる
② もう片方の手で子どもの頭を覆う
③ 無理に移動しない
大人がパニックになると、子どもはさらに危険。
■ 玄関・廊下にいる場合:ドアを開ける
大きな揺れは建物を歪ませ、
ドアが開かなくなることがあるため、
揺れが来る前に“ドアを開ける”が有効。
※揺れ始めてからは無理に開けない。
■ 屋外にいる場合:上から落ちる物を最優先で避ける
● 看板
● ガラス
● 壁タイル
● 自動販売機
● 街頭照明
「建物から2〜3m離れる」が基本。
走り回らず、まず落下物から距離を取る。
■ 車の運転中の場合:急ブレーキは危険
① ゆっくり速度を落とす
② 道路左側へ停車
③ エンジンは切らず、揺れが収まるまで待つ
急ブレーキは追突事故の原因になる。
■ 緊急地震速報で“絶対にやってはいけないこと”
● 窓際に行く
● 家電の固定をしようとする
● 火を止めようと走る
● 買い物中に商品棚へ近づく
● 階段を走る
● 「どれくらい揺れる?」とスマホを確認する
すべて“揺れ始めた瞬間の死亡リスク”が高い行動。
■ 緊急地震速報を聞いたら覚えておくべき合言葉
「姿勢・頭・距離」
この3つだけで命は守れる。
● 姿勢を低くする
● 頭を守る
● 危険物から距離を取る
最短3秒でできる命の行動。
■ まとめ
緊急地震速報は、
“揺れが来る前に動ける唯一のタイミング”。
● 低く構える
● 頭を守る
● 1歩だけ移動
● ドアを開ける(可能な場合)
● 落下物を避ける
この行動が一瞬でできれば、
大地震でも生存率が大きく上がります。
揺れ始めてからでは遅い——
速報が鳴った“その3秒”が家族の命を守ります。

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