災害時、真っ先に動けた人が助かる。
それは事実です。
しかし現場で本当に価値を持つのは、
最後まで余力を残していた人です。
■① 余力とは「体力」だけではない
余力とは、
・体力
・判断力
・感情の余裕
すべてを含みます。
どれか一つでも欠けると、人は動けなくなります。
■② 全力で動く人ほど、早く限界が来る
最初から全力で走る。
最初から完璧を目指す。
この姿勢は、一見正しく見えますが長続きしません。
■③ 余力がある人は、周囲が見える
自分でいっぱいいっぱいになると、
他人の異変に気づけません。
余力がある人だけが、助けを差し伸べられます。
■④ 余力は「選択肢」を生む
疲れ切った状態では、
考え直すことができません。
余力がある人は、
戻る・変える・待つという判断ができます。
■⑤ 防災は“頑張らない設計”が重要
無理を前提にした計画は破綻します。
・近い避難先
・簡単な備え
・役割の分散
余力を残す設計が、命をつなぎます。
■⑥ 余力は連鎖する
落ち着いている人が一人いるだけで、
周囲も落ち着きます。
余力は、集団全体の安全性を高めます。
■⑦ 余力は「次の局面」を救う
避難できた後。
夜になった時。
支援が遅れた時。
本当の勝負は、そこから始まります。
■⑧ 余力を残すのは“強さ”
無理をしない。
完璧を求めない。
助けを求める。
これは弱さではありません。
■まとめ|防災の本当のゴール
防災の目的は、
その場を乗り切ることではありません。
生き延び続けることです。
結論:
防災で最後に価値を持つのは「余力」
防災士として現場で感じるのは、
余力を残していた人ほど、
結果的に多くの命を支えていたという事実です。
防災とは、頑張り続けることではなく、
生き続けるための配分なのです。

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