【防災士が解説】避難所で“トラブルを招く”絶対やってはいけない5つの行動|安心して過ごすための基本マナー

避難所は「知らない人同士が突然、共同生活をする場所」です。
そのため、小さな行動ひとつが大きなトラブルにつながることがあります。
ここでは、避難所で絶対に避けたい行動を5つにまとめ、円滑に過ごすためのポイントを解説します。


■ ① 共有スペースを“自分の物”のように使う

避難所ではスペースが限られており、共有部分は全員のための場所です。

● 荷物を広げる
● 私物を置きっぱなし
● 子どもを走り回らせる

などは大きな迷惑となり、トラブルの原因になります。
共有スペースは「短時間・必要な分だけ」使うのが基本です。


■ ② 深夜に大きな音を出す

避難所では疲れた人が多く、睡眠が非常に重要です。

● スマホの通知音
● 大声での会話
● ラジオの音漏れ

これらの音がストレスとなり、揉め事につながるケースは非常に多いです。
夜間の静粛は絶対条件です。


■ ③ 消灯後にライトを直に照らす

ランタンやスマホライトを直接人に向けると、
眩しさで睡眠が妨げられ、周囲から強い不満を招きます。

● 光を壁や天井に反射させる
● 最低限の明るさで使う

これだけでトラブル防止になります。


■ ④ 食事の匂いが強いものを広げる

避難所では換気が十分でないことが多く、
“匂いトラブル”は発生しやすい問題です。

● カップ麺
● 焼き魚
● 香辛料の強い食べ物

強い匂いは避けるか、換気の良い場所で食べましょう。


■ ⑤ 勝手に写真・動画を撮ってSNSに投稿する

避難所は「プライバシーの塊」。
許可なく撮影・投稿すると、大きなトラブルだけでなく法的問題に発展することもあります。

● 個人が写らないよう配慮
● 配布物の写真はOKだが注意
● 投稿前に“写り込み”を確認

最低限のルールを守ることが必要です。


■ まとめ

避難所は、皆が不安と疲れを抱えて過ごす特別な場所です。

● 共有スペースを独占しない
● 音を出さない
● 光の扱いに注意
● 匂いへの配慮
● 無断撮影をしない

この5つを守ることで、避難生活のストレスを減らし、
誰もが安全に安心して過ごせる避難所環境を作ることができます。

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