地震が発生したあと、家の外へ出るとき最初に通る場所が「玄関」です。
しかし、この玄関には多くの危険が潜んでおり、誤った行動は転倒・負傷・逃げ遅れにつながります。
ここでは、地震後に玄関で“絶対やってはいけない”行動を5つまとめて解説します。
■ ① ドアを勢いよく開ける
地震後の玄関前には、
● ブロック塀
● 自転車
● 倒れてきた家具
● 落下した瓦・植木鉢
などが散乱している可能性があります。
勢いよく開けると、物が倒れてきたり足を取られる危険があります。
まずは少しだけ開けて“安全確認”をしましょう。
■ ② スリッパ・裸足で外に出る
玄関周りにはガラス片や落下物が散乱しています。
スリッパや裸足では極めて危険です。
● 運動靴
● スニーカー
● クッション性のある靴
必ず足を守る靴を履いてから外に出てください。
■ ③ 玄関の薄暗い中で荷物をまとめる
地震直後の家の中は停電している可能性があり、玄関は特に暗くなります。
● 段差で転ぶ
● 物にぶつかる
● 荷物を落とす
ライトを使わずに玄関で荷物整理するのは危険です。
荷物は“明るい部屋”でまとめてから玄関に移動しましょう。
■ ④ ドア周辺の異音・匂いを無視する
地震後の玄関周りは、以下のような異常が起きていることがあります。
● ガス臭
● 壁のきしみ音
● ひび割れの拡大音
● 外からの落下音
異変を感じたら無視せず、すぐに原因を確認することが命を守る行動です。
■ ⑤ 家族と“玄関で”話し合う
玄関は狭く、危険物も多く、外からの落下物も近い場所。
ここで話し込むのは極めて危険です。
● 安全な部屋
● テーブルのある部屋
● 廊下の広い場所
こうした場所で避難計画を話し合い、玄関は“通過するだけの場所”にしましょう。
■ まとめ
地震後の玄関は、見た目以上に危険が潜む場所です。
● ドアを急に開けない
● 足元を守る靴を履く
● 暗い玄関で荷物整理しない
● 匂いや音の異常を無視しない
● 玄関で話し込まない
この5つを守るだけで、外に出る際の事故リスクを大幅に減らし、安全に避難行動を取ることができます。
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